「自慢」を悪者にしないで

先日、ある研修をさせていただいて、凄くビックリしたことがありました。
それは、一芸?(多芸?)に秀でた方がいらっしゃった事です。
本当に、凄いんです。

普段から活かしていらっしゃるんですか?
と伺うと、「いえ。趣味なんで・・・。」と恥ずかしそうに笑い、仕事で一部活かした事はあるけれど、それが趣味であり、得意な事だと言う事は、公言してないのだそうです。

どちらかと言うと、ばれないようにしているそうです。

「どうして?」
「大したことないからですよ。」
「いやいや、凄いですよ。むっちゃ凄いです!」
とやり取りをしても、いえいえと仰るのです。

でも、職場を離れた研修だと、その才能を発揮して下さるのだから、本当は職場でも発揮できるでしょうに・・・。

得意の「勿体無いですよ。活かしてみませんか。」とお伝えすると、職場でこの趣味を活かせるような業務じゃないんです。と。

でも、こんな事ができますって、今回の研修のようにサラサラっと見せて下さるだけで、周りは「凄い!◯◯に活かそう」と考えて下さると思うのです。

その方にかぎらず、色んな研修をさせていただいていて、「どうしてこの才能を皆さんの前で披露されないのだろうか」と思う方が何人、いや何百人もいらっしゃいました。
なのに、職場に戻ると隠しちゃうなんて・・・・。

ほんと、勿体無い。。。

活かす方法があるかどうかは、周りが決めたり、上司が決めることだもの、こんな事ができますよって事を伝えたり、ちょっと披露しておくだけで良いと思うのです。

それは、「自慢」ではなく「披露」です。
「披露」してくれるから、必要な時に必要な場面で活かそうと考えて下さる方も出現するのだから、是非ちょっとでも「披露」してくださいませんか。

あまり「自慢」という言葉を悪者にしないで欲しいです。
個性を尊重するためには、凄く重要な事だと私は思います。

さあ、あなたの「自慢」、ほんのちょっとで良いから聞かせて下さい。
あなたが自慢できることは何ですか。

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