ダイバーシティは特別な事ではないのかも

先週は本当に沢山の方々にお会いしました。年齢で言うと20歳前後の方から70歳以上の方まで。本当に沢山の方々にお会いする機会があるのは、ご縁を繋いで下さる方々のおかげです。ありがとうございます。
そして、先週改めて感じたのが、ダイバーシティと言われるものは、本当は昔からあるもので、特別なものではないんだなと言うことです。

と言うのは、冒頭にお話したように、年齢幅からみても半世紀です。その方々とお話をさせていただくと、反応は様々ですが、特別な事があるとしたら、私の受け止め方の違いなだけでした。

つまり、70歳を超えるような大ベテランの経営者の前で、おこがましくも私が進行役をさせていただく事自体、私には「私のような未熟者がすみません。」という気持ちになってしまって、明らかに20代の前で話す時よりも緊張をしました。よく思われようとは思いませんが、私の話の中で何が参考になるのか、それが解らないから不安だったのです。

ただ、どの年齢層にも共通しているのは、私が相手の反応を観ながら、進行を変化させるということだけです。
実は、これがダイバーシティなのかなと感じたのです。

ダイバーシティと言われるものは奥が深いです。
しかし、相手を理解しようとすること。すぐにカテゴライズするのではなく、相手をしっかり観察することで、自分自身の関わり方にも変化が起こる事なのではないかと私は感じました。

私が大ベテランの前で恐縮しそうだったのは、自分の存在価値への不安、大ベテランの方々だからこその「自分はまだまだ若造」と感じている私自身が勝手に感じたプレッシャー、何よりも自分の親以上の方々に・・・という私が相手に対しての距離を自分で作ろうとしていた事でした。

しかし、運良く、お昼の時間をご一緒させていただいたことで、あっ同じ人間だ、個性がそれぞれあるだけの違いなんだと、少し緊張が解けました。

新しい人達に出会う時も、子どもと接するような気持ちで、その人達に言語が伝わるのだろうか、と不安に思うこともあります。けれども、親子の会話はあるわけですから、伝わらないらいはずはないと思うと、相手に集中し、相手の様子で変化させることができるようにもなります。

結局、個性を尊重すること、相手を観察し、相手に合わせること。
これは特別な事ではなく、近い存在であれ、自分ではない人との会話では、ずっとしてきたことでした。それは、あなたも同じではないでしょうか。

ただ、根底に流れる考え方は皆さん違うから、難しく感じるとしたら、考え方を同じようにするのではなく、同じ環境に居る。そして、同じ行動をしてみる。そこで何を感じるのかを共有するところから、始めてみれば良いのではないかと私は考えています。

一つのことを一緒に行動する。
そこには受け止め方の違いはあっても、同じことをした仲間としての違いを受け容れる度量ができているのではないでしょうか。

全く同じ行動ができないこともあります。
そんな時には、それぞれの能力で助け合う事で、お互いへの尊重も生まれるのではないでしょうか。

もっと「個性の違い」というものを身近に感じていきたいと私は思います。
あなたの周りのダイバーシティ。どんな「違い」があるのでしょうか。

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