素直の裏側・・・

あるチームの活性化に関わらせていただいて、ほんと難しいなと思うことがありました。
それは、「素直」という事の裏側があることがあるんだということです。

ある意味、私の関わり方のミスなのではないかと考えています。
というのは、もともと素直な方々だけれど、意見を活発に出せるようにしたいという事で、関わらせていただきました。

すると、非常に活発な議論が行われるチームになってきたのです。
依頼者も私も嬉しくて、これから何かが起こるかもしれないと期待していたら、本当にできる事を見つけて、やっていただけるようになりました。
それはそれで効果だったのですが、「私が関わらなくてもやれるようにしていきましょう。自分たちでこのプロジェクトを続けていけますか」という話の中で、「それは無理です」「場を提供してくれないとできません」と最後の大どんでん返し。

その人たちにとっては、大どんでん返しでもなく、当たり前の答えだから、堂々と伝えてくださったのでしょうが、私たちにとっては、ショックです。何がいけなかったんだろう?

終わってから、改めて聞いてみると、「上司も外部が絡んでいるから否定的でないけれど、今でもプロジェクト以外の業務は否定ばかりで、上司の思い通りに動いているだけのほうが良いように感じてしまいます。」と。

「これだけやれるようになってきたじゃない。」と話すと、それはプロジェクトとしての成果を出すには、自分たちが動くしかないですから。と言われてしまいました。

「楽しかった」「勉強になった」「一体感を感じられてよかった」「これからもプロジェクトが続くといいな」という話が出てきていたのに、どこかで私たちの思いとずれが生じていることに気づけなかったのかもしれません。

そのあとも続けていくためのエネルギーを蓄えていただきたかったのだけれど、知らないうちに私たちが求めている目的ではなく、表面的なゴールだけを求めさせてしまっていたのかもしれない。そんな反省もありました。

素直だからよい!ではなく、相手が本当はどう思っているのか、を勘違いしないで、聞いていく事も大切なんだと、改めて感じさせていただきました。
反省をもとに、ここに記録させていただきます。

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