部下には順調な時こそ声をかけると加速する

先日のこと、最近のリーダーには「部下の間を埋める」という姿勢が大切という記事を見た時に、「繋がり」を作るのも、繋がるのも好きな私には、ピッタリな言葉だなあと思いました。
しかも、そのリーダーとしての資質としては、「引っ張ることよりも、リーダーを創ること」だと書いてありました。
この事に本気になれたのは、自分が職場を休まなければならなくなった時の事だったと記憶しています。が、その前から「繋がり」が好きなんだなと思う事は沢山ありました。
その中でも、スキルとしても使えるものがあるんじゃないかと、書き出してみました。

お客様のお客様、を考えること。
部下の事だけでなく、部下の家族の事も考える事。
順調な時こそ、そのままでいいよ、とか、有り難う、と声をかけ続けること。
人や物をその人に合っていると思えば、紹介すること。けど、無理強いもしないこと。
誰かに言いたいことがあれば、その人に一番良い方法で自分が関われる方法はないかを探すこと。
困っている人を見ないふりをしないこと。

全てが完璧にできているわけではなく、気持ちのゆとりのある時にしか出来なかったことを、徐々に意識してできるようにしたり、無意識にやっていたのに、何かを得るために止めてしまって、ストレスになった事をまた再開したりしたものです。

なので、結局はずっと無意識なものに関しては、自分でも気付けないから書けません。
ただ、先に書いたように、何かを得るために止めてしまった事でストレスになったものに関しては、元々自分が好きでやっていたことなんだなと気付かされたものでもありました。

特に、職場で効果が高いのは、「順調な時こそ声をかけること」でした。
そのことで、良い点を部下が勝手に強化・発展させて、自分の個性を活かしてくれるようになっていましたし、成長が加速しました。

特に自分が長期休みに入る前には、自分のことで目一杯になりそうな所を、極力、声をかけることに専念して、時間が足りない部分はドンドン周りの忙しそうに見える人に振りました。

可哀想に思えるかもしれませんが、忙しそうに見える人は本当に忙しい。けど、それだけの仕事を請け負えるだけの能力があると信じていました。
なので、その人が回せる仕事は、その人の部下にまわして貰えば良いからと割りきって、お願いをしました。
最初は不安そうだから、「順調そうですね」「それで大丈夫ですよ」「いい感じ」など言葉は変えながら、声をかけました。
結局、あっという間に覚えてくださいました。

それ以来、「私しかできない仕事はない」と思うようになりましたが、「だったら私は何をすれば、良いのか」休んでいる間にも考えました。
それこそ、冒頭にあげた「リーダーを創ること」でした。
問いかけをして、それに対して部下が考えて良い結果を出せそうなものだったら、上司に「◯◯さんがこんな素晴らしい提案をしてくださいました。これによって☓☓できます。コストも△△で抑えられます。やってみても良いですか。」と、部下が考えてくれた案を現実のものにするために、上司に「繋ぐ」。

上司からOKが出たら、「素晴らしい提案だったから通りましたよ。さていつやろうか。」と、自ら動いてもらえるように行動に「つなげる」。

Before/Afterを、解るようにして、上司に結果として報告し、◯◯さんが頑張ってくれたので、こんな結果を出せました。と、結果と評価へ「つなげる」。

繋ぐ時には、順調な事ほど、上司も部下の成長が嬉しくて、現場を見に行かれる回数が増える。緊張感は増すだろうけれど、その分、評価される人も増えていく。

改めて「繋ぐ」ことでの結果の変化を感じながら、順調な時ほど声をかけることが大切なのに、今は「連絡がないことが良い知らせ」のようになってないだろうかと、思ってしまう瞬間が増えた。

原点に戻って、自分が大切にしたいことを疎かにして、自分でストレスフルになっている状態から抜けだそうと思います。

その宣言と共に、みなさんにも提供できる一つのスキルとなれば良いと思い、書かせていただきます。

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