団結力をもたらすリーダーシップ

既にチームとしての色を持っている企業様の方々だけでなく、新人研修などを沢山させていただくようになってから、まとまりのあるチームができる時には特徴があると痛感しております。

その要素は何か。

何よりも「明るい」事です。
ムードメーカーであり、「◯◯しようよ」とみんなに声をかけられる方がいらっしゃるとまとまるのが早いです。

そして、同じ人である場合もそうでない場合もありましたが、自分の気持ちを正直に伝えられる方が居らっしゃるのは大きいです。
「そこまでは言っても大丈夫なんだな。」という安心感をもたらして下さいます。

頼まれたわけでもなく、こうした事ができる資質の人が自然にリーダーシップをとっているのですが、リーダーをお願いしなくても、自らすすんでまとめて下さいます。なので、引っ込み思案な方々も、何かしなくちゃと、動いてくれている状態が作られています。
不思議なことに、こうした人が一人では足りないんですよね。15名~40名位の新人研修の際にも、二人以上そのような方々がいらっしゃると、凄くまとまります。

この状態が、数多くの組織でできるといいのになあと思うと、役職ではなくても、役割として「明るさ」「素直」「行動力」を持った方々はいらっしゃるのではないかと思います。まず、その方々の資質を活かせているかどうかが大切なポイントになるように思いました。

また、二人以上でないといけないのは、強い方に流れるとか、その輪に居たいがために無理をする、というような感じがなくなるのです。
二人が素直だから、お互いに「こうじゃないの?」「それはちょっと辛い」など、意見が違うと、「みんなはどうなの?」と確認しながら、チームをまとめているのです。

その方々に共通点はないかを聴いてみると、過去の体験も当然ながらバラバラ。
けれども、資質として持っているのは、本当に「素直」「明るい」なんだと感じました。しかも一人で突っ走るのではなく、二人以上居るから歯止めも利く。
総意なのかを確認した上でまとめているんですよね。

そう!
この「総意」が、団結力に欠けるチームは、「浅い」んだと思いました。
つまり、流されていたり、納得感がない。
それを納得できるようにでき、総意にすることができるから、団結力が更に増すんだ!と思いました。

特に、今年度、新人の皆様を継続的に見せていただいていた企業様があったことで、変化も含め、自分なりに分析させていただく事ができました。
非常に有意義でした。

一人が持つのではなく、バラバラでも良いから「明るさ」「素直さ」を持った方、「行動力を持った方」が二人以上いらっしゃる事。
これは、「共通のゴール」「共通の目的」と思っていましたが、「共通」と「共有」の違いを考えさせられ、「共有」が必要なのだと感じさせていただきました。
また、明るさは役職ではなく、役割なので、そのような役割の方々を大切にしていきたいなと思いました。

これから、関わる方々も更に観察していきたいと思います。

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