役割があるだけで動きが変わる

若手リーダーの集まった場で、研修をさせていただきましたが、その時にむずかしさと、役割の効果について、考えさせられました。

その場は、上司命令で研修に「参加させられた」と思ってきている人たちばかりでした。その方々が参加していると、「させられた」と思っているが故の反応があります。消極的な態度、無反応など。正直、これらは、よくある事というのが現状です。

しかし、場を温めて、お互いに話の仕方を確認しながら始まると、積極的に変化していく事が多かったのですが、今回の若手リーダーたちには通用せず、私自身が、どう関わるのがそれぞれの「気づき」につながるのか、お互いの学びにつながるのか、など、場づくりに苦労をしました。

一つの突破口は、自分たちで役割を決められない人達に、強制的にグループディスカッションの際のリーダーを決めることでした。参加者に休憩時間に何があれば良いと思う?と相談をし、役割を決めてほしいとお願いをしました。
すると、その後は、ディスカッションで様子をうかがう時間が減り、しかもリーダーも関わり方を考えてくださるので、ディスカッションが盛り上がるようになりました。

全体的に、素直な方が多く、一生懸命話を聞いてくださいますし、やってみましょう!という事には真剣に取り組んで下さいます。
しかし、リーダーとして、周りに積極的に携わりましょう!という事に関しては、受け身なのです。

先日、リーダー自身も受け身のことがある、というお話をしたばかりだったのですが、そのリーダーをいかに前向きに積極的にしていくかの一つが、「役割」なのかなと思いました。
素直だからこそ、役割を与える。

今までは、自分たちで、自分の役割を見つけて関わってみてくださいとお願いをすると、それぞれが「私は話すのは苦手だから、書きます」「私は苦にならないから、進行します」「年齢も高いようなので進行しましょうか」など、グループメンバーや自分の得意な事を役割分担始まったのですが、ここも「与えてやってもらう」事が大切になってきているのかもしれません。

まずはやってもらって、自信を持ってもらうことなのかもしれませんね。
まだまだ、私の新たな課題に向けての関わり方の模索は続けてみようと思います。

次から次へと新たな関わり方を考える機会をいただけてることで、私自身も成長の機会にしていきたいと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました