先日、マナーに関する研修を行って改めて感じたことが、いかにアタリマエのことが軽んじられているかです。
あなたは、呼ばれたら返事をしますか。
何かを頼まれたら、返事をしていますか。
これが不思議と、大勢になればなるほど、返事が減るんです。
集団心理なのかもしれません。
けれど、「先に返事をするつもりで返事をしましょう」とお伝えをすると、結構、意識があるうちは出来るのですが、すぐにしなくなります。全員ではありません。しかし、「はい」という一言が、言えなくなるのはなぜなのでしょうね。
そのことを徹底するだけでも、緊張感が常にあり、自分で自分に責任を持っていかれるように私には感じられました。
「相手をいち早く安心させて欲しい」とお願いをして、返事ができるようになると、全体の雰囲気さえ変わってきます。それぞれが、相手の様子を気遣うようになるのです。
「安心させる」「不安にさせない」ための返事から、「相手は安心できているだろうか」という問いを持ち始めていらっしゃったようでした。
もしかしたら、当たり前という言葉を使うのは、妥当ではないのかもしれません。
けれども、小さいころから学んだはずの事が、なぜか徐々にできなくなり、意識をしないとできなくなっているのは、自分を含め、不思議なことです。
とは言っても、大切な二文字だけで安心させることのできる、凄く大切なコミュニケーションの言葉だと思います。
小さな言葉が相手への気遣いにも反映していく事に気付かされた時間でもありました。
人数が多くなっても、「相手をいち早く安心させるのは自分だ!」と積極的に、二文字の声を伝えていきたいものですね。
ふと、当たり前に見えることほど、軽んじられていないか、考える時間だったと思います。
私自身も、日々の中でも更に気をつけていきたいと思います。
あなたはいかがですか。
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