もったいない才能

もったいないなあと思う事があります。
それは、自分の欠点だからと言って隠している事が、実は、凄い才能だったりすることがあるのです。

ある時、周りばかりに気を使いながら、目だけはじっと一点を見つめられる意思の強さを感じる方がいらっしゃいました。
とにかく、周りを優先されていました。
しかし、その目から感じる雰囲気とにギャップを感じていました。

時間が空いた時に聞いてみました。
「眼力を感じるんですが、物事に対しての拘りとかあるんですか?」

最初は、「ないですよ」と仰っていましたが、小さな声で話し始められました。
「実は、昔、強引過ぎて失敗したことがあって、それ以来、自分の意見を押し殺すようになったんです。」
そんな言葉で表現されるほど、自分の意見を抑圧していらっしゃるんだなと思い、先ほどは何を考えていたのか伺うと、凄く素敵なアイデアをもっていらっしゃったのです。

「是非、皆さんの前で言いましょうしょ。」
と言うと、言いません!と頑なでしたが、「周りも尊重できる◯◯さんが、仮に主張されても、以前失敗されたように、周りが見えなかったと仰った頃とは違うじゃないですか。相手に伝わるように話せるのではないでしょうか。」と、言うと、肩の力がすっと抜けるのが見えました。
そして、「言ってみます」とおっしゃいました。

結局、その方のアイデアが風穴をあけ、凄く素敵な会議になったのでした。

欠点と思う事で、使えてない才能があるんですよね。もったいない。

あなたにもありませんか、そんな隠している才能が。

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