心がちっちゃいなあ

良く「ああ、なんて私は心のちっちゃい人間なんだあ」って思います。広くなりたいというよりも、もっとドーンと構えていたいと言った方が的確な気がします。
あなたはそんな事ってないですか。

昔は、部下に仕事を回さず、無意識に仕事を抱えて、自分がどんなに優秀なのかを見せたいって思っていたのだろうかと、自分の言動を振り返った時に、「ちっちゃ!」って思いました。でも、気付けた事で、周りの人はもっと優秀なんだから、ドンドンお願いしよう!に切り替えるポイントになりました。

お姑さんが、洗濯物の靴下を(私が干したものを)わざわざ逆に干し直していた時に、「なんでこうするんですか?」って聴けば良いものを、「いじめだあ」と勝手に凹んだ時、「悲劇のヒロインになりたいのか」と、自分のゆとりのなさに「ちっちゃ」って思いました。でも、その後、お姑さんと同じように干すようになったら、直される事もなく、これだけの事かって、余計なストレスを流す方法を手に入れる事ができました。

コーチングを始めて、なりたての研修講師の方のコーチをした時、自分のお客様の所にオブザーブしたいということで連れて行ったら、その方が営業をし、切り替えられてしまいました。「人のお客様なのに!」と、お客様の事を第一に考えられなかった自分に「ちっちゃ!」と思いました。
でも、そのことがきっかけで、改めて、私は誰をサポートしたいのか、何をしたいのか、大切なのは誰なのか、を明確にして、仕事をできるようになりましたし、その講師の方が成長して、ライバルになってくれたら、自分もやりがいが湧くんじゃないかと、成功を応援できるようになりました。

地元で、私が居る事を知っていながら、他のコーチや講師を依頼した人が居た時には、ショックを受けた時期もありました。地元の発展のためには、色んな選択肢があっていいのに、私は、また自分のことしか考えてなかったのか、「ちっちゃいし、馬鹿だなあ」と思いました。
でも、そのことに気付けた事で、地域のために私ができること、私ではできないこと、他の人と協力してできること、全体的に良くなるためには、など、更に広い視野も持ちながら、考えられるようになって行きました。

まだまだ、「ちっちゃ!」って心の小ささを感じる事は沢山ありましたし、今もありますが、その度に、心の器を広げるチャンスをもらい、心の器を広げる方法を見出しているように思います。

あるリーダーが、「上司がなってない。部下を私におしつけて、もうリーダーなんてやっていられない」と仰っていたのですが、そんな話を聴きながら、決して誘導もせず、ただその人がしてみたいことをやってきました。
が、ある時、「どうこう言っても人が変わる前に自分が変わらないと、疲れちゃう気がします。」と自分を変えようとされるようになりました。その後の変化は大きくて、今では、リーダーという役割から逃げようとするのではなく、リーダーとしてできることを前を向いてされていらっしゃいます。

「ちっちゃ!」というだけでなく、自分で感じたこと、気づいた事、について、やっと人は本気になれるのでしょうね。だから、時に、自分の事を「うわあ」と嘆きたくなる瞬間があっても、目を背けるのではなく、その状態を受け止め、次どうするのかを考えていけば良いのでしょうね。

あなたが、「自分って心が小さいなあ」って思う瞬間ってありませんか。

その時の自分は、自分でそう思うのですから、そうなのかもしれません。それは受け止めちゃいましょう。
その後、どうしていくかを一緒に考えてみませんか。

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