自分達の誇りを持つ

日本には人を思いやる気持ちが宿っている。それがすごく素晴らしい。しかし、僕達が真似をして、何をしたいのか聴くと、日本の人は自分の主張を出来ない人が多い。不思議・・・。昨日会った海外の方の言葉。

昨日(2010年7月9日)は、日本語を学ぶ人達に日本のビジネスマナーを教えるという事を依頼されてしてきました。その中で、よく分からないと言われた文化についても触れられました。
彼らは日本にすんで、学生だったり、日本人の配偶者だったりする中で、日本語を学んでいらっしゃるので、基本的に日本語しか使わないマナーの授業です。
その中で、やはり「相手を思いやる心」について触れながらマナーについて話していくと非常に理解できるようでした。そんな話しをしている時に思いました。

なぜ彼らは日本語を学ぼうとしているのだろうか?
日本にたまたま来たからではなく、日本を好きなんだと。日本の独特の伝統文化が好きなんだと。だからこそ、ここで日本語を学び、日本のマナーを学ぼうとしているんだと。

では、そのまねたいと思われている私たちは本当に日本を愛しているのだろうか?誇りに思っているだろうか?
人を大切にする思いやりが形に出来る私たちが持っているものに目を向けず、主張をできるようになることなど、グローバル化の中で求められる部分ばかりに目をむけ、必死に世界に合わせようとしている。それもまた大切な事なのだろうけれど、自分達のよさまで見失ってはいけないなと思いました。昨日の時間は、私にとっても非常に貴重な体験でした。機会を下さった皆様に感謝します。

さて、ここで話を終わりにしたくない。なぜなら、これは誰にでも、どこにでも起こってしまっていると思うからです。
宮里藍選手の話をしたブログは読まれた方は分かると思いますが、私個人も自分のよさを見失うこともある。企業も目先の捉われてみえなくなることもある。家族だってそうではないでしょうか。
いろんなところで、仮に主張までいかなくても、自分や自分達にもう少し誇りを持ってもいいのではないでしょうか。ちょっと大きな主張になってしまった気もしますが、彼らに出会えたことで、自分達に誇りを持つことの大切さを教えられた気分でした。
その視点を広げたところで、語ってみたかったので、語ってみました。

明日は、参議院選挙の投票日。明日投票所にいけない私は、昨日彼らにあった帰りに期日前投票を行ってきました。自分達の国に誇りをもてなくなるのは淋しい。自分達の口について代表して考えてくれる人達を自分達で選んでいきたいものです。時節柄そんな事を感じた一日でした。

あなたは、あなた自身に、そして家族、地域、会社、国に自信を持っていますか。どんな点が誇りだと思いますか。

私にとっては、何気にしているマナーも私達の誇りだと思うと誇り高いです。

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