知ったかぶりするな

父に小さいころに良く言われた言葉。「知ったかぶりするな。解らない事は調べろ。調べて解らないなら聴け。」
おかげで、いろんなことに好奇心を持てるようになりました。
けれども・・・。

経験を積めば積むほど、知ったかぶりではなくても、知っているつもりにはなっていることに気づきました。

私が出会った中で、行動力もエネルギーも人間性も素敵だなと思う女性が何人もいらっしゃいます。その中でも、私のために、指摘もしっかりして下さるけれど、愛もしっかり伝えて下さる方に、今日はお会いしてきました。

その方が、この人に技術を学びたいと、断られ続けて15年。やっとの思いで弟子にしていただき、今もそれから5年、学び続けていらっしゃいます。
今日は、その師匠のお宅をお借りしてお会いしたので、師匠にもお会いしました。

80歳を間近にしながら、本当に若くて、腰も低く、気さくで、「これは何?」「どんな事をしたの?」など、本当にまだまだ好奇心に溢れ、知りたいことをドンドン口にされる方でした。
私が魅力的だと思う方が、更に「師匠」とおっしゃりたくなるのも解る気がしました。
が、これも、解った気になっているだけで、本当は凄く深い所で何か感じるものがあったのかなとも思うと、私は今、その一片をのぞかせていただいた所なのでしょう。

そう思うと、私も知ったかぶりしているつもりはさらさらなかったですが、「知ったつもり」になっている事は沢山有ることに気づきました。

帰りの電車で、父の「知ったかぶりするな」という言葉が、また耳にこだましていました。

そんな時に、コラムを拝読していたら、業績をあげられるリーダーというのは、経営もそうだけれども、日頃から好奇心旺盛で、「I don’t know. What is it?」と聴ける人なのだそうです。
そういう人が、変化を創りあげていくこともでき、文化さえ変えていく力を持っているのだとか。

「ああ、こういうこと?」
「うんうん、わかる気がする~」
と、思いがちだけれど、知ったつもり」になっていないか。
「本当は一部分しか見ていない」というつもりで、好奇心を持ち続けていきたいと思いました。

あなたも知ったつもりになっていること、ありませんか。

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