今朝は、ある外資企業に務める方の体験談を伺っていて、こんなリーダーだったらついていきたくなるなあと、思わず感動して目頭が熱くなったお話です。
とある企業では、チームの役割も明確で、会社が目指す方向も共有されており、一人ひとりが挑戦を続けるという成長企業のお手本のような社員が揃っているそうです。そんな企業がどうして出来上がったのだろうと思っていると、とあるエピソードが語られました。
その経営者は、常日頃「僕の目標は、君たち一人ひとりをリーダーに育てることだ」と仰っているそうです。そして、お話する機会がある度に「君は何がしたいの?」と問いかけてくれるそうです。
彼Bさんが香港の事業所に赴任中、アメリカの本社から香港に経営者が訪れたそうです。その時に、彼は香港の業績の事を聞かれると思って、香港の業績について話を始めたところ、その経営者はこう言ったそうです。
「Bさん、僕は香港に興味はないんだよ。Bさんにしか興味がないんだよ。君は次に何をしたいんだい?」
Bさんは、普段泣く人ではないそうですが、その言葉には感動して、思わず涙が出てしまったそうです。
このエピソードを伺っている私自身も目頭が熱くなりましたし、有言実行されていて、社員一人ひとりを大切に育てていこうという思いを感じてしまいました。当然ながら、そんな経営者についている社員が集まった組織であれば、良い組織になるのは当然なんだろうと推察できます。
比べるものではないと言えども、自分がどれだけ周りの育成という事に本気なのだろうか。
リーダーとしての私は、どれだけ部下の事をしっかり見れていただろうか。もしかしたら、数字ばかりに目がいっていたのではないだろうか。企業である以上、業績の事は頭にあるでしょうけれど、「次に目を向ける事で、改善や成長の機会を与えていただろうか。」と頭の中をグルグルと問いがめぐりました。
こんなリーダーについていきたい!という言葉も浮かびました。
が、もっといえば、そんなリーダーの言動を示す事で、既にそういう社員が育っているのだろうなと、エピソードを話すその方のお声から感じられました。
朝から、感動のエピソードを伺い、目頭が熱くなりながらも、身が引き締まる思いでした。
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