情熱が伝わったとき相手は変わる

昨日(2010年6月13日)は日中の勉強会と夕方からの研修がありました。昼間は受講側の立場で、コミュニティの深め方について考えました。そして、夕方からは、私が大切に続けている毎月の勉強会も行いました。そこで学んだ事のシェアをさせていただきます。

まず人は人とのコミュニケーションをとります。そして忘れていけないのは自分とのコミュニケーション。この自分とのコミュニケーションで5つの項目のバランスを確認することで、関わる人もその人とのコミュニケーションも変わってくるというのです。
ではその5つの項目とは何か。「思考・行動・感覚・感情・意図」この5つです。
簡単な私の体験で話すと、何かを考えすぐに行動するということをしていると非常に達成感は感じられます。なので、そこに終始しているうちに自分の感覚には鈍感になっていました。そのために体調を崩しそうになったことがありました。もしずっと続いていたら、私は倒れる事になるでしょう。そうなると、外とのコミュニケーションを取る事すらできません。また、その思考と行動に集中している時に、話しかけられると、邪魔された感覚で「そっとしておいてよ」というイライラ感すら感じてしまいました。それを外に出してしまったら、コミュニk-絵ションが円滑になるはずもありません。
この5つに目を向けることが大切であると。

しかし、なかなか自分で気づけないからこうしたことを理解できるコーチをつけることも大切であると感じました。講師が何度も何度も、「コーチングを身につけたかったら、勉強することと、コーチをつけてコーチングを体験することとを並行して続けることが一番早いんだよ」と仰っていました。
自分の中にも、この5つの視点を常に置いておくようにしておこうと改めて感じました。そのことで、コーチングを学びたくて、私をコーチに選んでくれた人のバランスも気をつけてみていたいと感じました。

そして、夕方からの研修は私が講師でした。
答えのないことをやってみようと思い、講師でありながら、参加者に混じって一緒に考える時間もとっていきました。そのことによって、すごく深く考える事ができただけではなく、一緒に考えながら思い出してくれる人達の一言一言が、参加者の学びに繋がっていくようでした。まさに全員で学ぶ研修でした。とは言え、せっかく来てくださった方々なのでお土産として、視点のプレゼントをしました。次までに意識してみましょう!という事もプレゼントしました。

するとアンケートには、内容を共に学びあった人達の言葉と、その視点のプレゼントの内容に、「楽しく学びました。早速今日の○○とプレゼントの視点を明日から使います」というような感想や意気込みが語られていました。

日中からの研修で感じたのは講師の「こう言うことを伝えて行きたい」「明日から何か変化のきっかけになれば」という思い、もっと言えば情熱は相手に伝わるんだなという事です。
突然なんだと思った人も居るかもしれませんが、智ベン学園和歌山高校野球部監督の高嶋仁さんが、自分の味わった甲子園の場に建つ感動を味わわせたい一心で監督を続けていらっしゃり、その思いを選手はしっかり受け止めてきつい練習にも文句を言わずついてくるという話がありました。そしてそこには、生徒の将来を願う先生としての思いもまた深いと感じたのでした。言い換えればこれらの高嶋監督の思いは情熱なんだなあと感じたばかりだったので、そんなことを思ったのでした。

その情熱が伝わったときに、変わって欲しいと言わなくても何となく伝わっていったり、また口にすることで伝えていったりすることで意識できたりするんだろうなって思いました。

日中も参加者として参加している時に同じ参加者に言われました。「小林さんからは熱い思いが、こう、心に伝わってくるんですよね。そうすると頑張ろうってエネルギーに変わるんですよね。」
この言葉は私には大きな力になりました。情熱はエネルギーを与えることもできるんだと。

これからもそんなエネルギーを伝えて、関わる人が少しでも「やってみよう」と思える関わりを続けていきます。

あなたは、どんな情熱を持っていますか。その情熱をどのように形にしていますか。周囲にどんな影響を与えていますか。

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