自分の短所と思う事も活かし方次第。

どんな価値観や癖も、活かし方次第だなと思います。
小さい頃から「うちは貧乏だから、他の所で秀でたものを身に付けろ!」と父に言われてきたことが、今更ながら良かったなと思うことがあります。それは、貧乏性だから考えられる事もあるんだなという事です。

どういう事なんだろう?と思われた方もいらっしゃるでしょうが、貧乏性は、金銭よりも貢献とか価値観で満足を得てきたので、貢献や価値観を大切にできるんだろうと実感していること。
そして、金銭感覚だけでなく、時間についても「勿体無い」と思えるから、効率良くという事を考えてしまいます。AとBをやりたいという事があると、AとBを効率良くできないかとか、AとBを同時にできないかなんて考えたりもします。

こうした考え方が、親とのやり取りや自分ながらの工夫で得てきたものだとしたら、貧乏性の方がみんなそうだという事ではないのかもしれませんが、こうしたこともあるんじゃないかと思います。

これが、ビジネスになると、効率を考える事は少ない時間で成果をあげる事に役立ち、まずは相手のために親身になれることに役立ち、私の「貧乏性って恥ずかしい」なんて思ってた事が、いつの間にか自慢できることに変わって行きました。

私は生まれた時に、命を一度失いかけていました。けれど、諦めない親や周りの看護師さん、助産師さんのおかげで、今ここに生きています。
どこかで、病弱だった自分が、いつも母を心配させてしまうことが申し訳なくて、母に何度も謝っていた事もあります。けれども、母が言ってくれました。「親は娘の心配をできるうちが幸せなんだよ。生きているんでしょ。何もなかったら、私が親である意味もなくなっちゃう。まあ、心配かけてくれるおかげで、今でもあんたを娘だなと思えるよ。いつでも、近くに感じられるよ。あんたはエエことしとるんだわ。」

心配かけることが親にとっての幸せ。子供が成長段階の私には、まだその見解ができる境地には至ってないけれど、これから母の言ったことがわかる時がくると思えば、これも私にできていることなのかもしれません。

本当に短所ってのは、自分で決めているだけで、それを活かす方法を考えると、どんなふうにでも長所に変えていけるのかもしれません。
それでも、変えたい事があるとしたら、それはステップアップするために、他の事もできるようになるレパートリーを増やすという事なんだと思います。

ふとそんな事を言葉にしたくなりました。
あなたも、短所と思って活かせてない部分あるんじゃないでしょうか。活かしてみませんか、自分の力。

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