今朝の事です。電話会議をしていたのですが、殊の外盛り上がりました。けれども、自分にはそれが何故だか理解できてなかったのです。
その後、たまたまメンターコーチとの会議運営についての棚卸をしようと思って話をしました。
私の中では、場づくりが大切であるという事は大切にしていることとしてあったのですが、それ以外にも何かあるとしたらなんだろうということを話す中で、思わず応えられず、一人で思考の殻に閉じこもった瞬間がありました。
それでも、答えが見つからなかったのです。
そんな時に、ふと「どんな問いを共有していましたか」と言う質問がありました。
「これからの一週間、どんな風に使っていくか、という事でしょうか。」と話したら、「それは今の事じゃないですよね」と一言。
「これから」ではなく「今」?
もう一度、朝の事を振り返ってみました。
すると、確かに「今、あなたの職場で起こっている事で何かありませんか」という問いに対して、少し沈黙の後に、一人が話をし、「そういう事だったら、こうしている」とか、「私も同じような悩みを抱えている」とか、自然発生したように他の方が自然と声をあげられていました。
その上で、「じゃあ、どうしていったらいいんだろう?」と先に向くと、更に考えが深まっていく様子が聴こえました。
なるほど!!!
電話会議に集まったみんなは、職場も職種も、住んでいる環境さえもバラバラです。
けれども、それぞれが同じ「今」に対しての問いを共有すると、ビジョンは違っても、議論は活発化し、他の人の意見が、違う視点をプレゼントしてくれる状態を作ってくれていたんだ!と納得しました。
アクションラーニングも、問いを共有します。
コーチングもコーチとクライアントが問いを共有します。
この「問い」の「質」があげられたら、自然に思考の質も上がるし、環境などの違う仲間であっても、同じ場で活発な議論が交わせるのだなと改めて振り返る事ができました。
現在、知人の小森谷浩志さんが、「企業と人材」に内省についての連載をされていますが、その中で
「質問力の語源は探求することで、未知なる世界を共に探求することが、質問力の本質」と仰っています。
この一文が、凄く今、心に届いた気がしました。
問いを共有することは、大切だと感じながら、果たして、その「質」に対して深く考えたことはあったでしょうか。
「未知なる世界を共に探求する問い」というものを、考えてみたいなと思いました。そして、それは一人で出来るものではなく、他者が関わる事で得られるものなのだということも更に体感していこうと思います。
共有する問いの質、新たな私の課題が見つかりました。
コメント
毎日会社で楽しく拝見させてもらってます。
とても参考になる内容ばかりでとても助かります。
一言伝えたかったので駄文失礼イタシマス。
しがない会社員 26 ♂
kkkさん
コメントありがとうございます。
拙い文を読んで下さってありがとうございます。
感謝、感謝。