何が起こるか解らないから面白い

研修も会議も、日常も、以前は何も起こらないようにと思っていたけれど、今は何が起こるか解らないから面白いと思えるようになりました。
昨日、自分を崩したくないという様子に見える方と出会って、私の過去からの変化を改めて思い出しました。

以前は、何かを決めたら、ずっと同じ事をするほうが安心だし、失敗もないので、そのとおりにやることが最高だと思っていました。仕事も、自分が思うようにできるように準備して、実際にそのとおりにやっていく事が幸せだと感じていたのでした。

けれども、ある時、レジュメに書いてある事を説明しているだけの研修に参加した時に「つまらないな」と思う事がありました。もしかしたら、私もこんな憂鬱な時間を部下や研修受講生達に過ごさせているのではないか?と疑問に感じました。
やり取りは大切にしているつもりでも、どこかで私が「想定内の事しか起こらないように」と無意識に誘導していることはなかっただろうかと。

そう考え始めていた時に、なんと会社でトラブルが起こりました。多分今までもあったのだけれど、無意識に何もなかったように装っていたので私には意識できてなかったのです。けれども、その時はトラブルが起こった事で、「何かを変化させるチャンスかも」と思えました。

対応の時、「何か変えられるチャンスに変えられる事はないか?」と思っている事で、色んな視点から仕事を見る事ができ、仕組みを変える機会にもなりました。
自分に対しての問いが変わる事で、世界は全く違って見えるのだなと思いました。

それからの私は、型通りじゃないほうが面白いと思うようになりました。研修でも予定外の質問や発言があると、受講生と一緒に自分も深く学ぶ機会に変わりました。

西田文郎さんの研修に参加した時に、「人というのは不変を求めてしまう」という言葉がありましたが、変わる事を楽しめるようになると、そのことが「不変」になるのですよね。変化することが楽しく感じられる「不変」にできたら、変化は楽しめます。

昨日出会った人は、きっと過去の自分や、今の自分を変えたくないからこそ守っているのでしょうが、新しい人との出会いは楽しんでいらっしゃるようでした。変わらない事を無意識に意識していても、きっと変化を求めているから、私とも話す事になったのじゃないかな。
部分でも、その方は変化を望んでいらっしゃるのだろうなあ。

そんな方と出会えた事で、自分を振り返る機会をもらえた事もまた面白いです。色んな事が起こるからこそ面白い。きっとこのブログが続けていられるのも、変化があるから、書き続けていられるのだろうから。

変化することに不安を感じている人も、変化するって楽しいですよ。いつもと違う今日を過してみませんか。

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