問題が問題だと思える時というのは、どういう時でしょうか。
問題は体験をしただけでは、体験でしかなく、問題意識を持つことなく向きあうでしょう。
しかし、体験をして、少し客観的に見られるようになったりした時に、問題が見えてくるんですよね。自分の中の比喩では、洗濯機で回っている服の中の一枚が自分だったら、きっと回っている事にも気づかず、周囲の服と絡まないようにという事に必死になっているのかもしれません。が、一度洗濯機の端でも、外からでも見てみると、やっと自分たちが回っている事に気づくのではないでしょうか。(この比喩が解りやすいかは不明)
そんな時に「客観的にみる」ためにできることって何でしょうか。
・他の人にどうみえるか聴いてみる(フィードバックをもらう)
・他の人の意見を聞いてみる(提案を受ける)
・自分の将来に一度目を向けてみる(目標や目的の明確化・確認)
など、コーチングでやっているような事が多かったりします。
問題が起こると、原因追及が先という事が多いかもしれませんが、それでは問題の渦中に居るためになかなか真の問題に行き着かず、対処ばかりをしてしまいます。
ところが、「どうしたいのか?」「それをクリアするとどんな良い事があるのか」「この先どうありたいのか」などと、一旦別の質問のように見える先の事を話す事によって、その渦中にどっぷり浸かっている状態から抜け出す事ができるのと考えられます。そのことによって、改めて真の問題も、今まで見えてなかった問題もふと現れることもあります。
問題の渦中では見えないものがあるという事を気にしていきたいものだと私は思います。そのために、まず客観的視点を手に入れる。更にそのために、まずは渦中の話しではなく、先を見ている。
そんな事で抜け出して、問題も不足しているものも見つけ、その部分をクリアしていけたら、問題解決も楽になることでしょうね。
コーチングの中でも、問題解決だけに視点が当たっているように見えるかもしれませんが、ふと部下であるリーダーを思い出した時に、この事を伝えたくなり、書かせてもらいました。本当は、将来の事、これからの事を語るだけでも、コーチングの効果を感じて、ヤル気になって行く人もいらっしゃるので、全部がそうという事ではないことを追記させていただきます。
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