ネイティブコーチのひとりごと

ネイティブコーチと仲間から言われるsmilecoachの考え方、コーチング的要素、日々の生活や研修講師・リーダーを楽しむ様子からのsmilecoach自身の気付きを毎日お伝えします。

主体性を育てた一言

   

私の前の職場の上司はすごく優しい人でした。おかげで私は続けられたし、主体性を持てるようになったのだとつくづく感じます。どういう事なのか・・・。

簡単です。「あなたの発した言葉には責任を持ちなさい!」という事です。
それが、一言で言えばそうなんだけれど、違うんですよね。

あるとき、私が「この会社のあり方ってどうよ!もう少しこうしていった方がいいんじゃないかな」なんて、すごく鼻息荒く語っていました。と言っても、結局は「周りに変わって欲しい」という事をずっと吐いていたわけです。
それを半ば聞き流すだけの状態でいた上司が言いました。
「うんうん、分かるよ。君の言っていることは間違ってない。そうだよな。どうするかだよな。僕は手伝いもフォローもできないけれどね。」と笑顔で言うのです。

フォローもしてくれないの?何とか欲しいから言っているのに何もできないというの?とあきれながら居たのですが、そう放っておかれると、私も文句言っただけみたいになっちゃって後味が悪い。
「どうするかだよな」と言われた言葉が気になっている。本当は自分もどうするかなんだよなと思っていたけれど、自分ができないって諦めていただけ。本当に自分じゃなんともならないのかって考え始めました。

それでも何も見てみぬフリなのか、本当に見えてないのか分からない上司が目に入り、たまに怒りたくなる。するとまたうんうんと聴いてくれては、「そうだよな。でも僕は僕だから」と変わらないことを笑顔で主張する。

結局、自分で出来る事から始めてみることにした。試行錯誤でうまくいくことのほうが少なかったけれど、ただ文句を言っているよりもマシだと思えるようになってきました。「ほら、どうだ!」とばかり上司に見せても「さすがだね」の一言で終わる。キーッて怒りを体にためてみても、結局上司のためにしたわけじゃなく、自分のためだったんだよなと冷静になってきました。

結局、こののほほんとしてみえる上司のおかげで私は「私の思う事は私がするしかない。文句があるならやってみな。言葉に出したら責任をもちなさい」という事をその体験から教わった気がします。

自分が育てる側になった時に、その上司の私に対する対応があったから、「この人なら大丈夫」という妙な自信も持てるようになっていました。本当はすごく頭のよい上司なので、それがわざとだったのか、人柄なのかはいまだに教えてもらえません。けれども、その人のおかげで人の育て方を体で教わった気がします。

発した相手は、変えていく力がある。
発した本人は責任を持てばいい。
変えていくちからは誰にでもある。
人のためにするのではなく自分のためにしている。

一つずつを言葉で言われたんじゃきっとピンと来なかったと思います。
けれども、体験から得た学びは大きいです。
周りからみたら失敗にみえることも、大いに体験させてあげることが、結果として主体性を育てる事に繋がるんじゃないでしょうか。

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