お互いの強みを活かせるチーム

昨日(2011年2月20日)は日本コーチ協会の茨城・群馬・埼玉・栃木の4つの支部合同のイベントがありました。そのイベントが栃木担当だったために、栃木のメンバーが運営しました。私は二日目だけ講師として参加しましたが、それぞれが強みを活かしたチームワークだなと改めて感じました。

それぞれが責任をもって関わっている事、それぞれがその事に対して安心できる事、それぞれがフォローをしあっていることなどがそのチームには合った気がします。
こうなれたのは、なぜだろう?

一つには、一人一人が本当によく発言し、お互いがよいものを作り上げようというゴールに向けて団結できていたことが一つです。その団結を生んでいたのは、リーダーが細かい部分での呼びかけをしてくれたこともあったように思います。また、お互いが与えられた役割をこなさなかったときにどうなるかを分かっていて、責任をもってかかわりました。人数が少ない(6名)ことも大きな要因だと思います。
つまり、人数が少なめなので、それぞれが責任を持たざるを得ません。またそれぞれが一人で抱え込めないために、一番得意そうな人に任せておくのがお互い気遣いする事が減らせるので、一番得意そうな人にお願いをできたことも、安心して任せられる要因だったように思います。

最後の会計も、会計のプロが一人居ましたし、数字を扱うのが得意な人が他に2名居ましたので、電卓を文字盤を見ないでうててしまうような人のしっかりした会計でその場で終了し、各支部への返金まで終わってしまいました。

6名のうち一人は段取りしか出られないということで、段取りには積極的に参加されていらっしゃいました。また、時間管理役、司会進行、まとめ、誘導など本当にそれぞれが流れを共有したことも団結しやすかった事でした。
何より、段取りの際、少しでも疑問があれば、誰でも確認できるお互いの関係があったという事も大きいです。

私はメンタルプロセスの管理は普段の中でも大切にしていた事なので、その部分で雰囲気管理をさせてもらえたようです。そえぞれが「自分がどう関われるのか」を考えて、動ける場作りと、多すぎない人数が良かったのではないかと思います。

「一人あたり、目が届くのは8名まで」という話しを聞いたことがありましたが、どうしてもその意味が分からずにいました。けれども、今回のことでこういう事なんだなと思いました。8名を越えたら、チームを分けていくなどの工夫をしていく必要があるのかも。ただし、チームを分けたときには、お互いのチームを纏める人もまた必要。そうでないと、ただ対立や溝を造ってしまう可能性もあります。
お互いがお互いの事を共有できることも必要だと思います。

良いチームに関われたことで、改めて「よいチームの条件」を思い出させてもらいました。

あなたは、どう思いましたか。

コメント

  1. わかさん より:

    小林さん

    ここで質問してもいいものか迷いますが・・・ちょっと知りたくなって (^^ゞ 。

    小林さんが心がける雰囲気管理とは、具体的にどんなことですか?

  2. coachsmile より:

    わかさん

    雰囲気管理ですか。わかさんからみて、どんな雰囲気に見えているのでしょうか。

    考えてみたのですが、わかさんがどんな雰囲気管理をしたいのか聞かせてもらいたいなって思いました。いかがでしょう?

  3. わかさん より:

    小林さん

    私が知っている小林さんの雰囲気管理は、チームに対するものではなく、講座参加者全体に対するものです。

    根底では共通すると思いますが、アプローチは違うのだろうなと思うのです。

    一つの目的に向かって、固定したメンバーがチームとなる場合、互いの強みを生かせる関係つくりを意識しているのだと感じました。

    私が今対象と考えるのは、親子が参加するものつくりの会場です。

    進行を学生さんに任せた時、やり方に口出しはしたくないし、会場の雰囲気も悪くしたくないと思っています。

    学生さんの緊張で会場が重くならないように、自分たちの進行に夢中になってこどもが飽きないように、私がどう関わるかが課題です。

    ここでは、学生さんも入れ替わるので立場が違った参加者に近いと言えます。

    そう考えれば、学生さんにもこどもたちにも、「ありのままの自分を発揮して楽しんでもらいたい」と雰囲気が作れればいいのでしょうが、う~んそこまで大きく包み込むには力量不足 (+_+)。

    何かヒントが欲しくて、雰囲気管理の言葉に飛びついた気がします。^_^;

  4. coachsmile より:

    わかさん

    私の雰囲気管理。そうなんだあと拝見していました。
    きっと管理しているつもりはなく、自分が自然に楽しむことで、周りが影響を受けているんだろうと思います。

    強いて言えば、あと二つ。
    一つは、人それぞれの学び方や楽しみ方があるので尊重していること。
    もう一つは、進行に関しては前日までにかなりいろんな場合を想定して準備やイメージをしているので、当日は進行ではなく、参加者の変化に目を向けている事。
    きっとこの二つかなあと思います。

    参考になるか分かりませんが、今出せる答えです。考えた事のない事に対し、考える機会を下さってありがとうございます。

  5. わかさん より:

    小林さん

    質問に貴重なお時間を割いていただき、ありがとうございました。

    いつも講座でお会いすると、小林さんが瞬間を楽しんでいるのが伝わってきます。
    そして、考えること気付くことが大好きなのだろうな、他の人が気付くことも喜べる人なんだなと思っています。

    そう思うと、気付きを分かち合うことを惜しみなく出来る小林さんだから、それが仕事の毎日は楽しいに違いないと勝手に想像してます。

    「自分が楽しむ」私はちょっと苦手です。
    役割を果たすことは考えても、楽しむまでの余裕はない。
    もちろん参加者の感情や変化を感じ取るまで行かない。

    あらっ、結局誰も楽しんでいると感じていない!
    これでは何度やっても喜べないですね。

    まずできることは、楽しんでいる子に目を向け、楽しんでいることを受け止め、楽しんでる自分を感じて、楽しむことが自然になることですね。

    質問をさせていただくことで、私も考えることができました。
    ありがとうございます。

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