ネイティブコーチのひとりごと

ネイティブコーチと仲間から言われるsmilecoachの考え方、コーチング的要素、日々の生活や研修講師・リーダーを楽しむ様子からのsmilecoach自身の気付きを毎日お伝えします。

本気は誰の中にもある。

   

本気は誰の中にもある。しかし、何に対して本気なのか、どんなレベルで本気なのか表現が違うだけではないでしょうか。私は最近、そんな事を良く感じています。

今朝も娘が朝からゲームをしています。終了時間は決めていて、午後は友達と遊ぶから「早くやりたい!」という気持ちから、宿題を終わらせ、見たい漫画も見ないでゲームに集中しています。
これも、娘にとっては本気です。「ゲームを早くやりたい」ために、他のことも本気でしました。

午後、友達と約束をしてあそぶために、娘は時間を気にしていつもなら30分以上かかる食事を10分もしないで食べ終わりました。これも「友達と遊ぶ」ために、その前の食事を早く終わらせたのです。

大人になるとちょっと複雑になってくるのか、複雑に考えるのか、私は言葉では「やりたい」とずっと言っていたことがありました。けれども、結果としてそれ以上に優先すべきことや、優先したいことが出てきて、私の「やりたかったこと」に対するチャンスが訪れたのに、全く動こうとしなかったです。
これは、本気じゃなかったんだと思います。というよりも、その事以上に本気になるべきことや、本気でやりたいことがあったからこそ、自分の中の本気度が下がってしまったのです。
結果として、今本気な事に私は集中しています。

そう考えてみると、本気って「自然に動いてしまう」事なのかなとも思いました。「よしっ、これをするぞ!」と気合を入れなくても、自然に動きたくなる事の事を言うのではないでしょうか。
けれど、動きにだけ目を見張ると、本気になっているものが何なのかは他人からは見えなくなることもあるのではないでしょうか。

最近、小学校を訪問した時に、アスペルガーの子が自分の思考の中に入ってしまい、他の人からの声は一切聴こえなくなる状態がありました。その子にとっては、考えることに本気なんですよね。だから、周りからはとまっているようにしか見えない。けれども、その子は考えているのです。それを補助で付いている先生が、思考が終わった頃に「今はこれをしているよ」と声をかけてあげていました。
少人数の学校なこともあり、普通に一緒に授業に出ているのですが、今何に本気かを見ていてくれる先生がいるから、そのこも安定していて、授業にも参加していました。思考でまとまった事を発表できる機会があると積極的に発言もしていました。その時は、本気で考えた事が多すぎて言葉にできない部分もありましたが、それでも自分の言葉で発言をしました。

とある企業様にお邪魔したときに、すごく一生懸命に動いている人が居ました。仕事がすきなのかな?でも楽しそうには見えないし・・・なんて思っていると、同期に差を付けられてしまったことが悔しくて、成果を出して認めてもらうことに必死なのだという事を知ることになりました。苦しそうに見えてきたときに「すごく頑張っているね。ポストの空いてない係だったために、悔しい思いをしちゃったね。二人とも頑張っているものね」と声をかけた途端に、泣き出してしまいました。その後落ち着くのを待って話してみると、どうやらその人のアイデアを同期に放したら、それを同期が実行して差が出てしまったのだといいます。悔しかっただろうなと思いながら、もう一度尋ねました。なぜ、そのアイデアをすぐに実行してみなかったのか?なぜ同期に話そうと思ったのか?同期と一緒に実行することはできなかったのか?
単純に不思議に思い聴いてみると、どうやら試してみて欲しいから同期に話したという事に自ら気づきました。確信が欲しいから同期に話したんです。その人にとっては、本気の形が「誰かに試してもらうために話すこと」「その後の様子を観察する事」だったわけです。そして、同期は「よさそうだからやってみようよ」と声はかけてくれたようですが、返事がないために試してみるという行動をしたようでした。

本気の見せ方を全員把握できたら、上司も同じように評価したのかもしれません。けれども、結局は「会社のために貢献した」という行動に見える同期だけが評価されることになったのです。
それに気付いたこの人はどうしたのでしょうか。
その後、またお会いする機会があって様子を見てみると、以前のように苦しそうではありません。役職も上がってないです。けれども非常に楽しそうなのです。「今日はいい顔してますね。どうしたの?」と聴きますと、その人は言ってくれました。
「はい、前回話してみて、僕にはアシスト能力があるんじゃないかって思ったんです。今までは同期の●●君に追いつきたいとか、あいつにだけ良い思いをさせたくないって思っていたけれど、●●君が上に上がれたのは僕のおかげなわけですから(笑)。僕はこれからもアシストになろうと思えました。」と非常に明るく話してくれたのです。
その人の中の本気になる事柄が、より自然な方向に変わっていることを感じました。

いろんな方向から書いてきましたが、本気というのは自然だからこそ、自分で本気になっていることさえ気付かない人だっているのかもしれないと思うんです。
けれども、少しでも自分が何に本気になっているのかに目を向けているのかを観察してみると、また違ったものが見えてくるような気がしました。

本気は誰の中にでもある。
私の中にも本気はある。あなたの中の本気は何ですか。

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