ネイティブコーチのひとりごと

ネイティブコーチと仲間から言われるsmilecoachの考え方、コーチング的要素、日々の生活や研修講師・リーダーを楽しむ様子からのsmilecoach自身の気付きを毎日お伝えします。

当事者意識を持つことの難しさ

   

昨日(2011年1月10日)の夜、電話でのクラス運営(コーチ養成プログラムのクラス進行役)がありました。が、いきなりトラブル発生でした。当事者意識を持つことの難しさを感じました。

そのトラブルと言うのは、ある電話番号に電話をすると20名が一斉にお話をできるブリッジというしくみを利用しているのですが、なんとそのブリッジのトラブルなのか、雑音がひどくて全く話ができないのです。

こういうことも起こり得て、トラブル対応はこうしてくださいというマニュアルも作成されており、実際には対応をどのようにするのかは分かっていたはずなのですが、実際に起こってみると焦ってしまいました。

「せっかく入ってくれた人達が安心して入ってもらえないから困った」「時間管理がトラブル対応に当てられてしまう」などいろんな事が頭を駆け巡りました。
とにかく一言も発せられないし、入ってくる人の声も聞こえないのですから、対応を電話で伝える事ができないのです。しかも既に時間は迫っているのですからせっかく入ってくれる人達に申し訳ない。

結局すぐに担当者に連絡をとり、このイレギュラーな対応はどうするのか確認を取ってみました。連絡がとれたことで、予備の電話番号に移動してもらうメールを一斉送信して、少し皆さんが入るのを待ちました。その後スタート。
ちょうど「ミーティングマネジメント」に関するクラスだったので、こうしたトラブルも起こり得るよねという話しをしながら、クラスを運営できました。

その中でも「当事者意識を持つことの大切さ」ということが出てきていたのですが、昨夜の事も、どこか私の中で「自分の身に起こることではないだろう」という意識があったのではないかと感じました。自分の身に起こるかもしれない対応策は見ていたのに、こんなに当事者意識というものは遠くにあったんだなと気づきました。

その時に感じました。
頭では理解できているのですが、当事者意識というのは主語を「私」に置き換えられることなのではないかと。「私達」というレベルでは、どこかで誰かが助けてくれるという意識が働くのか、100%コミットすることが出来てない気がしました。けれども、主語が「私」になった途端に自分にコミットできるんだと思いました。

昨日も「私達が何とか場を造ろう」ではなく「私が場をつくっていこう」という意識になれたから、予備番号に移ってからは、どっしり構えて、焦りはなくなり対応できました。

とある野球チームの話しを思い出しました。「野球は個人プレーだ!」と高校球児に叩き込んだ先生がいらっしゃったそうです。その高校はとある県で強豪と言われているチームだったのですが、その年は県大会の決勝戦で負けたそうです。その時に先生は「お前らはいいチームだった。最高のチームだった。一人一人が自分の精一杯を出し尽くしてチームのために一丸となって闘った。悔いはないだろう。お前らはよくやった。足りなかったとしたら俺がお前らのためにしてやれることをもっと見つけられていれば・・・。すまん。」とお話されたそうです。

当時、そのチームのメンバーだった人が話してくれた話なのですが、「チームワーク」というとどうしても「私達」となるけれども、本当のチームワークは、頼りあうことでもなく、「自分がチームを支える」というくらいの思いで、一人一人がそれぞれの力を100%出し切った上で、チームが成り立つんだという事を教えてもらった体験なんだと、その先生の事を尊敬しながら話されていました。(現在、この話しをしてくれた人も野球部監督はしていませんが、教員になられて、その先生の意思を継いでいます。)

私には忘れられない話しだったのですが、昨夜「こういうことなんだな」と実感しました。

行動心理学の本にも、人は多数になるとその人の力の数十%は力を抜いてしまうという事が書かれていました。

「私達」という思いも大切なのですが、当事者意識や主体性というのは、100%の力を出せるよう「私」のこととしてみることでもあるのかもしれないとつくづく感じました。

あなたは「私達」という主語にして、もしかしたら力を抜いてしまっていることってありませんか。

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