家族が組織の最小単位

改めて家族は組織なんだなと思いました。私の実家は父が動けなくなって一段と親戚が我が家に集まります。お正月はそれぞれの子供が居るから、お年玉配りと言ってよいほど人が集まります。今年も23人が集まりました。それぞれの親戚のパートナーが加わり、一段と賑やかですが、ここにも「逃げられない組織」があるわけですよね。

逃げられないという表現はよくないと思いますが、自然にできる上下関係などがあり、遠慮をしている人も居れば、普通に振舞う人も居る。背景は家族なら知っているという前提でいると、変化があって意外に知らなかったりします。結局、このメンバーで来年も会いたいなって分かるのは、別れ時です。

みんなで早く帰る人を見送っていると、「来年も来るからね」とか子供達が名残惜しそうに握手をして車が動けなかったり。そんな事を続けていると、また来年もとなる。
そこまでの間に、話しをしたりしていなくても、同じ空間が安らげると思える空間ができるかどうか。

家族の場合、昔話でも「共通の話題」になる。そこで本当はこう思っていたとか、影でこうだったんだと話をしていると、その時の状況が一段と深くなる。家族の絆を感じたりもする。

親戚同士のそれぞれの特徴などを感じたまま伝え合う。それって普通じゃないの?って事もあったりして盛り上がる。それを聴いていて、それぞれのパートナーは「そんな人達なんだな」って新たな発見をしたりしているようです。結局、自分の事を話すよりも、お互いの事を話していて、相手に対しての興味を伝えてあげているんだなと感じました。

中には仕事の話で意気投合して、仕事の話をしている人達も居ました。
共通点が見つかったり、自分のことばかりではなく、相手に対する興味を示す事、自分に対して言われたことをきついことでも笑い飛ばせる雰囲気。そしてお酒。
これらが楽しい雰囲気と、安心感を出していたように思います。

ついつい一番近くにある組織を忘れてしまいますが、そこから学べるものや、体験できることも多い気がします。

ある企業のリーダーの方が仰っていました。
「コーチングを学んで、最初に試すのは家族だよなあ。そこで反応があると続けようって思えるもの」「コーチングは子育てに似ているよなあ。」などという言葉を聴く事は少なくありません。
企業だけでなく、家族を大切に出来る事もまた組織活性のポイントなのかもしれませんね。

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