リーダーの一歩が大きな差となる

昨日は、嬉しい知らせが届きました。クライアントさんからの報告でした。
経営者として頑張っていらっしゃる方なのですが、この一年ずっと「社員との関わりを変えて、会社を元気にする」ことを目指して社員と向き合ってきた方です。この方の社内で初めてのことが起こったそうです。

それは、忘年会が盛り上がったそうです。なあんだって思う人もいらっしゃるかもしれませんが、私にとってはすごく嬉しい報告でした。
毎年2時間の形式の忘年会が終わるとさっさと解散になってしまうそうなのです。けれども、今年は2時間の中も盛り上がっただけではなく、中締めをしても社員は帰らず、そのまま残ってお酒を飲みながら話したそうです。

そんな中でも、「僕の方が会社の事を思っているぞ」と喧嘩が始まったり、「社長はすごいですね」と言ってもらえたりと、本当に今までになかった言葉も聴けたそうです。そんな報告を受けている私まで目頭が熱くなりました。

きっとこれはコーチングだけじゃないんです。常に変わってきた社長もそうでしょうし、今まで言えなかったことを言えるようになった社員の反応でもあったのではないでしょうか。

昨日の朝、たまたまリーダーのコーチングについて、コーチ仲間と話しているときにこんな話しもありました。
「自分が何をしていくのかを考え、動いた人が結果的にその事自体は角度で一度しか変わらないことでも、そのことを続けることで大きな差になっていく。リーダーとはその一度を自ら行動に移せる人のことだろう」という話でした。
そんな話しを「そうだそうだ」と納得しながら感じていたその日の夕方に、この経営者からの報告だったので、まさにこのリーダーは社員のせいにするのではなく、自ら変わろうと常に動いてきたことで、大きな変化を生むことができた実践者だと感じました。

人はいろんな場面でリーダーなわけですから、結局は誰しも自ら動く事は大切なんでしょうね。とは言え、どうしてもいくら考えてもうまくいかないときには、ついつい人のせいにしたくなるもの。その事について、いったい自分がどう関わるのか。どう何を実践するのか。大きな事じゃなくてもいいじゃない。小さなことから、始めてみませんか。

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