ネイティブコーチのひとりごと

ネイティブコーチと仲間から言われるsmilecoachの考え方、コーチング的要素、日々の生活や研修講師・リーダーを楽しむ様子からのsmilecoach自身の気付きを毎日お伝えします。

解釈のない言葉が与える影響

   

コーチングをやっていて、最初の頃と明らかに変化したことがあります。それは「認める」ことばかりを意識して言葉にしてきたけれど、本当は「解釈のない」言葉の方が相手に対する影響力は強いということです。これはコーチだけでなく、日頃の関わりでも良く起こっている事なんだと思います。

例1)とある夫婦の会話
妻「服に白いものが付いていますよ」
夫「何?!そんな事言う前にさっさと取れよ」
妻「何でそんなに怒るの?教えてあげようとしただけじゃない」
夫「言い訳はいいから取れよ」
妻「・・・・・」(嫌そうな顔で取ってあげる」

例2)とある上司と部下の会話
上司「なんだ。聴きたいことでもあるのか?」
部下「はい。ここが分からなくて・・・」
上司「なんだ。こんなところも分からずよく仕事してこられたな。ここはだな~(説明)」
部下「はい。そこまでは分かっているんです。その先でですね」
上司「せっかく説明してやってるのに、早く言えよ。まったくよー」
部下「すみません。この先で一人ではできない部分があって、どうしたらよいかと」
上司「だったら、○○に聴けよ。私はもう知らない」

こんな会話がなされていました。
言葉の中での解釈もありますが、勝手に聴いた側が思い込むこともまた解釈です。上記はたまたま耳にした会話を以前不思議だなと思いながら書き留めてあったものです。

例1は、奥様は教えてあげようと好意のつもりが、ご主人には好意として受け取れなかったわけです。そして、そう受け取れないことに加えて「妻は気付いたら取ってくれるものだ」と思い込んでいるご主人が怒り、奥様が更にその反応に対して、怒ってしまうという状態でした。
ただ伝えた事実が受け取る側によって、全く後に続く会話を変えてしまうんだなと思いました。またご主人が言葉を受けた時に出た反応で、その人の思い込みを知ることもできました。でも、私が奥様だったら当事者だからなかなか気付けないでしょうね。外部の人だから伝えてあげられることもあるんだろうなと思いました。

例2は、実際に私の職場のやりとりを聴いていました。
これもまた良くある話のように感じます。多くは語りませんが例1のように考えると、何をどうしたらいいかあなたにも考えてみてもらいたいです。

こうして見ていると、外部がどう関わるかの中に、どちらが良いとか悪いとか判断や解釈が入ることで、違う影響を与えてしまうかもしれないということを改めて思いました。だからこそ解釈のない関わりを更に意識するようになりました。

例えば、例2の上司に「なんか部下がうまく育たない」と相談を受けました。そこで例2のメモしたものを見せました。あるときの会話ですとだけ伝えました。その事によって何も良い悪いといってないのですが、彼の中で、部下より前に自分がかかわりを変えてみようと気付いたようでした。
自分で気付いた事には自分で治すことができるけれど、人に言われて治すのは嫌でしょうからね。

質問もある発言に対する質問がありました。
「今のこの状態はどうしたらうまくいく?」と質問した人がいました。けれども質問された人は「うまくいっている」と思っていたので、その応えをできませんでした。
そこで言い換えました。「この状態はどういう状態?」「うまくいっています」「どんな部分がうまくいっているの?」「もっと良くするには?」と続けました。
すると、答えは出てきました。質問一つにも自分の解釈が入ることで、相手の思考を阻害することもあると感じました。

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