リーダーに求められるもの

この数年、自分の体験だけではなく、本当に多くのリーダーの皆さんにお会いし、また企業様との関わりの中で、リーダーに求められることの根幹は揺るがないなと感じることが出来ています。

それは、ずっと言われているであろう「人間力」です。
一言で言うと、この言葉に立ち返ってきますが、誰しも自分自身のリーダーであると考えると、本当に誰でもこの能力は磨き続けていくものではないでしょうか。

あえて「磨き続ける」としたのは、日々進化成長する自分達に「磨き終える」という瞬間があるとしたら、それは命が尽きるときではないかといえるからです。
どういうことかと申しますと、「人間力」というのは、「自分を受け入れ、自分を知り、他人を受け入れ、他人を知る」という事ではないでしょうか。
そうなると、日々変化する自分を理解しきることはないし、日々変化する他を理解しきることはないからこそ、常に磨き続けるものとなるのではないかと私は考えています。

特に、自分がイライラするとき、いったい何に反応しているのか。なぜ反応するのか。そこには自分が「●●と思われたい」「●●とはこうあるべき」など、自分の中の考え方や欲求や大切にしている価値観などがあるのではないでしょうか。
人を受け留めるには、自分とは違うものを持っていることを認識できることも大切だと思います。

これらをより深く理解できるようになろうとするのは、自分自身の事だからこそ見えにくかったりします。その事をコーチをつけたり、近くに居る人達に客観的にみてもらい、気付き、受け留めることができるようになると、自分が発する言葉さえ変わることを自分自身も体験しました。

「私って小さいなあ」って思うこともまだまだあります。けれども、こうした自分を知り、相手を受け留め、自分も受け留めてという事が徐々に深くなったり、感じたりすることで、人に与える影響も、結果的に人に対する思いも「大きく」変化してきたように感じます。これが「人間力」なのかなあと感じたりもできるようになりました。

リーダーに求められるものの根幹は「人間力」だとしたら、まずその人間力を磨くためにも、自分を見つめられる時間を作ってみませんか。

その一つ「あなたはどんな言葉をよく使いますか」

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