その場で言ってよ

色々とかかわりが増えれば増えるほど、自信を持てる人もいらっしゃるかもしれませんが、私は関わりが増え、経験が増すほど、なぜか自信がなくなっていくのです。以前お話しした「インポスター症候群」を発揮してしまっているのだろうか。

自分が成長したくて、「敢えて成長のために伝えられること」を伝えていただくことが良くあります。私にとってはどんどん成長をしていくためには必要な事なのです。
けれども、成長の種をそこで受け取ったのに、なかなか変わらないなと自分自身が感じたり、成長しきれない事にもどかしさを覚え始めると、いつも頂いている「成長の種」を「自信の消火剤」のように感じてしまって、落ち込んでしまう。

けれども、その場で言っていただけるものは、相手の愛も感じられて、素直に「成長の種」として保管できるのです。が、あとから、しかもかなり経ってから言われるものに関しては、ただただ評価をされただけの言葉としてしか受け取れず、「自信の消火剤」になってしまうのです。

もちろん、たくさんの有難いお言葉もいただくのですが、「成長の種」を欲していた私には、マイナスの言葉の方が、目に入りやすいようです。
その場で言っていただいたら、愛ある言葉に聞こえていただろうに。
とは言え、反対の立場だったら、言いづらいのも解ります。だから、致し方ないことだということも承知しています。でも、時間をおいて伝えられる言葉はきついんですよね。

そう考えると、部下が居た頃に、ちゃんとタイミングよく伝えていただろうか。
「その時に言ってよ」と思われるタイミングで言ってしまってなかっただろうか。
言われるまでの間、周りの人にそう思われていたかと思うと、ショックだものなあ。ちゃんと早めに伝えていただろうか。
そもそも、相手は受け取る準備ができていただろうか。

言われる立場で、「痛い」「きつい」と思うことが少なかったのかもしれません。今更ながら、受け取る側の気持ちも理解でき、ひどいことをしてしまっていた事もあっただろうなと反省しかありませんでした。

かなり遅い体験だったと思いますが、今からでも言う側の立場としても、気を付けたいなと思いました。

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