失敗しただけ強くなる

子供を見ていると、私が歩んできた道と違う道を走っているのに、していく経験は似ているものなんだなあと感じる事が多いです。

「出た杭は打たれる」と言われた頃、本当に目立ってしまっていて、表彰される、先生に褒められる、どこかで成績を残す、学級委員などをいつも推薦される、など、目立ってしまっていて、気に入らない先輩方、同級生にいじめられたり、無視されて・・・。でも、負けたくなくていつも笑っていました。あの頃強くなったなあと思います。反対に、人をあまり信用しなくなりました。
相談に乗ることはあっても、自分の相談を友達にしたことがない。それでも何とか強くなった私は乗り越えられました。

でも、社会に出て、信用しないと、信用もしてもらえない事に気づきました。高校からの親友に「人を信用しすぎだよ。」と言われるほど、一部の人の事だけを信用して、その人達の言うことは全部真実と受け止めて、その枠を広げる事でまた中学生の頃のように、嫌な思いをするのが怖くて、なかなか人を信用しなかったですが、それによって、なかなか信頼関係ができませんでした。

そんなときに、当時仲良くしてくださった先輩方が、「泣きたいときは泣いていいんだよ。その事で助けたいと思うし、恩返ししたいと思うわけでしょ。だから、泣きたいなら泣きな」と、つらそうな私に気づいて声をかけてくれて、職場の化粧室で大泣きした事がありました。

それ以来、私の事をかわいがってくださって、本当にあの頃の私は、その先輩方に救われたと思います。同期もぐちも楽しい事も話せる人たちで、信頼関係って、自分から信頼しないと紡げないものなんだなあと気づきました。

何より、一人で頑張っているとき以上に、仲間という信頼できる人たちの存在が居てくれて、更に強い私になることができたと思います。
今でも感謝しかありません。

そうして強くなるときには、必ず失敗や、上手くいかないことがあり、それを諦めないでいることで、強さを得た気がします。

娘を見ていても、たくさんたくさん諦めてきた子です。「諦めずに頑張ろう」と言っても、頑張れなくなってしまった時期もありました。
でも、本当に諦めたくなかったのは娘自身で、自ら諦めきれないからこそ動いて、今、本当に少しずつだけど、強くなってきました。

いじめ、信頼できない孤独感、体調不良、同じような痛みを感じながらも、乗り越えて強くなっていく娘を見ていると、助けたくなるけれど、違う道を通りながら、似たような経験をしているだけで、私が代わりに歩む道ではないので、見守るしかありません。

そして、私自身もまた新たな失敗や挫折、痛みを味わいながら、進んでいくのかなと思うと、ちょっとしんどいですけど、新しい自分の次なるステップへ向かうための試練だと思って、諦めないで進み続けようと思います。ひとりじゃない私だから、大丈夫。

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