ぶっちゃけることの大切さ

先日、異業種で集まって、職場の話をディスカッションしながら、働き方を見直していくという進行をさせていただきました。
この時に、自分の事もぶっちゃけましたが、その後に続いてぶっちゃけてくれた方が、本当に共感もできる事を、そこまで気持ちも含めて話してくれるんだ、という体験談を話してくださいました。

そのことが起こしたディスカッションの変化が大きかったです。

ぶっちゃけてくれたことで、他の人も「そこまで話しても良いんだ」という環境ができたように思います。
皆さんが、本音を話してくれるようになりました。
「○○な人との関係性を構築するのが難しい。辞めるか悩むところまで来ている。」(守秘義務もあるので概要しか話せません。)
というような事も話してくれるので、「自分だったらどうするか」「相手を変えられないとしたら、何ができるのか」「他の人はどう思っているのか」など、たくさん質問をしながらも、その人のために話しているつもりが、終わってみると自分に置き換えて考えている人が多かったのです。

「私の部下にも同じような事を思わせているかも。ちゃんと部下と話をしてみようと思う。」
「私の不機嫌さが、話しづらい環境を作っていたかも。」
「自分も辞めたいと思っていたけれど、前向きに考えるコツが解った。もう少し頑張ってみます。」
などなど。

表面的でないディスカッションが出た事によって、毎回、参加者のいらっしゃる時間が早めになってきましたし、このことについて聞いてみたいという話しを持ち寄られるようになりました。

ぶっちゃけるというのは、気持ちも含めて吐露することが重要だと思いました。
また、愚痴で終わらせてしまうかどうかは、進行も重要だと思い、進行役として気にしたのは「私達に何ができるのだろうか。」を考えていく事です。
それ以外は、とにかく言いやすい環境を作って行くのですが、今回は最初に気持ちも含め吐露していただいたので、環境を無理して作らなくても、皆さんが親身になって、話を聴き、話を深める事ができました。
進行として、相手を変えようと言う方向に行きそうな時には、そこに居ない人に代わってもらおうとするのは更に難しいので、「相手を変える事は難しい」という前提を持って、「自分達にできること」をひたすら考えていきました。

終わってみたら、その人の話しだけでなく、それぞれが自分の職場でできることを裏側で感じていらっしゃったのは、皆さん自身の満足感が高まった部分だったようでした。

ぶっちゃけると言う事の重要性。改めて感じる事ができました。
これからも自分自身もその場に率直に関わり、素直に感じた事を話せる場作りをしていきたいなと思います。

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