優れたリーダーは聴き方が違う!

先日(2010年10月20日)は愛媛県松山市に行ってきました。女性管理職60名以上が集まった会場は、すごく輝いた女性の空間で、午後の時間のせいか疲れも若干感じましたが、皆さんの姿勢や目力を感じました。そんな中、すごく目立つ方がいらっしゃいました。終わってから、その方は、地域でナンバー1の実績とリーダーシップを発揮している方だという事を担当者から伺いました。その方がなぜ私からみて目立ったのでしょうか。

男女雇用機会均等法の中、女性管理職(実質は各管理者が経営者と同じ状態です)に抜擢された方々ですから、それだけでも素晴らしい実績をお持ちの方々だと思います。中には30歳台であろうかたもいらっしゃいます。
ただでさえ、キラキラと輝く目をされている方々であるのに、中でも数名の方が目立ちました。

何が目立っているのか。
メモを取る。うなづきながら聴く。肯定的に聴く。

私の話がつまらないから寝ると言う人も中にはいらっしゃるのかもしれません。そりゃそうですよね。若く見える人が前に立ち、「そんなこと知っているよ」ということも踏まえて話すわけですから。

しかし、その内容に対し、「そうやればいいのか、なるほどね」「そういう視点もあるのか」と耳を澄ませてくれると、いろんな本などでは語られていない女性ならではの視点をお話したので、私は違うでもいいですが、何か反応するものはあるのかと思います。
あれ?というところで、首を傾けてくれるだけでも、おおっ、あの人なりの何かを持って居そうだなって聴きたくなります。時間が限られており聴いていただいている方のお話を伺えないのは残念ですし、一方的な話になってしまったので、私としてもどう伝わったのかを伺えないのは残念ですが、目だった人達というのは、そんな自分より若いかもしれない人の話を、「そうそう」とうなずきながら聴いてくれたんです。

私が安心するというよりも、きっとこの方はいつもこうして人の話を聞く人なんだろうなと感じられたのです。
逆に、疲れていてうとうとしている方々は、興味のない話には耳を傾けないか、誰の話も聞かない人なんだろうなと感じました。
つまり、こうした研修や講演というものの姿勢というのは、普段の仕事の姿勢が率直に出る場だと感じているのです。そうばかりではないと仰る方もいらっしゃると思います。が、コーチの勉強で「コーチングを学ぶこと」に焦点があたっている人は、何をどうするというテクニックに目がいっています。けれども、コーチングを学んであの場面で使いたいという思いがある人は、その人に焦点があたっています。学び方が変わってしまうのです。

優れたリーダーは、何を聴いているのかが違うんではないかと感じました。

あなたは、人の話を聴くとき、どんな部分に耳を傾けていますか。

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