「お互いさま」の精神

あの人が悪い、この環境が悪い、と言っていても、何も変わらない。
だったら、今何ができるのか。
どうしていきたいのか。
良くしていきたいならば、悪いと思っている人、環境は変わらないかもしれないけれど、自分達が望む方向にするために動くしかない。

凄く単純かもしれませんが、お互いさまという言葉が私にはピンときます。
どっちかだけが悪いのではなく、きっと自分にも種をまいていることはあるのではないでしょうか。

そう思えるかどうか。
相手を変えようとばかり思っていたら、何も変わらない。
自分が変わる事で、結果的に変わっていけばいいんじゃないでしょうか。

ほんの小さな出来事がきっかけになることは沢山体験もしてきました。
悪くなるのも一瞬ですが、良くなる時もほんの小さな一瞬です。

その瞬間を目の当たりにしました。

「あの人が悪いんだ」とずっと相手を悪者としていた人が、「私達が信じてあげなかったせいだったのかも。もしかしたら、私達も悪いのかも。」そう仰った瞬間に、相手を攻撃する言葉が無くなりました。それどころか「どうしたら私を信じてくれるのでしょうか。」と、相手を信じていない自分達と同じように、相手も私達を信じていないのではないか、とその関係修復に関して考え始められたのです。

今までにない視点でした。
けれども、明らかに表情は「攻撃するような鋭いまなざし」から、「優しいまなざし」に変わっていらっしゃいました。

ほんの一瞬の事で、こんなにも表情も言葉も、考えることさえも変わってしまうんだなという事を目の当たりにして、私自身も自分を責めている時には、もしかしたら知らないうちに周りにも責めてしまったり、心を閉ざそうとしていたりしていたのかなあと、ちょっと凹んだ時期の事を思いながら、「お互いさま」という言葉が、どうやら私にはお互いに優しくなれる言葉のような気がしてきています。

目の当たりにしたからこそ、今大切に使いたい言葉になった「お互いさま」
今日もお互いさまの精神で、子どもとも仲良く楽しく、時にお互いの直すところを言い合いながら、お互いに成長を重ねていきたいものです。お客様とだけではなく、家庭から始めてみたいものです。

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