理由を話すことの大切さ

チームで動く時もそうですが、誰か自分以外の人との関わりの際に、あなたが意識している事はどんな事ですか。
どんな場面なのかにもよると思いますが、相手からの要望があった事に対して、NOと言いたい時、あなたはどうされていますか。

最近、感じているのは、「納得感」です。

相手がちゃんと理由に納得をしているのか。
そもそも頭ごなしにならないように、相手がなぜその要望を私にするのかを理解できているのか。

特に、なぜその要望を私にするのか、という点は大切に聴くようにしています。
「自分でできそうなのに、なぜお願いをするのか。」
「要望を発する相手がなぜ私なのか。」
この辺りは私が想像するのではなく、相手にちゃんと確かめています。

正直、すぐやってほしいのに、細かに聞かれる事が面倒そうです。
けれども、それをしっかり聞く事で、私に依頼する意味がちゃんとあれば、真摯に向き合いたいと思います。
が、ただ「面倒だからやって」というのであれば、「フォローするから、まずは自分でやってみない?」とすぐに手を出さないようにしています。

その上で、聞いてみても、私が受けられない時には、ちゃんと理由を伝えるようにしました。
「無理だよ」と返してしまった時期があるのですが、どうも納得がいかないのか、何度も言ってくるんです。「無理だから」と何度言っても伝わらない。

ちゃんと説明をすると、どうしてもやってほしい相手は、だったらこうはどう?と提案もしてきます。
結局、私がやれる部分だけやることになることもありますが、ほとんどはちゃんと説明すると、相手も納得しています。
その上で、「誰にお願いをすれば良いか」を改めて考えて、頼んでいるようでした。

要望する側も選択肢が一つだと思ってきていたけれど、きっと納得したことで、他の選択肢を探し始めたのでしょうね。

そう考えてみると、「納得感」って大事だよなと言うのが、最近の学びです。
だからこそ、ちゃんと理由を聞くし、理由を話す。
断るために聞くのではなく、ちゃんと相手の意図も納得をし、その上で断る時には、理由を話し、納得してもらう。お互いの納得感があって、わだかまりのない未来があるような気がしました。

こうした事の繰り返しで、信頼関係は更に深まっていくのではないでしょうか。

あなたはちゃんと相手の考えを聞いていますか。
相手が納得がいくように話していますか。
自分の事を伝えるだけに終始するのではなく、「お互いの納得感」が、断っても良い関係が続けられる大切な要素ではないでしょうか。

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