漫才って凄い!

先日、同じ研修を何度も行うという事がありました。
私の場合は、準備しているものが膨大なので、ベースは同じなのですが、その時のメンバーの反応によって、話す内容や体験談の内容を少しだけ変更します。
けれども、同じ事を話すのって意外に難しいということを、何度も体験しています。
そんな時に、「何度も同じ事を言っているのに、面白いと思わせられる漫才って凄いな」と思うんです。

セリフのように覚えて、間もほぼ同じ。それで笑いを提供するって、凄い事ですよね。

私は笑いを提供するわけではないですが、一字一句書いて準備して、「こういう質問が出たらどうするのか」「ここをイメージしやすい体験談はないか」など、たくさん考えて、「その場に応じて変化させる」という事を前提に話をしています。

そのために、皆が何を思っているのか、どう受け止めてくれているのか、会場をグルグル回ったりしながら、なにげに情報収集して起動も修正。
それが自分の中で一番良いと思っているかというと、本当は同じことを話す事に飽きてしまわないか、という不安ではないか、と思ったりすることもあります。

だからこそ、同じ内容を提供する時には、同じネタを何度もできる漫才師の方々を凄いなと思ってしまうのではないかと。

ここでこの話が来るのは解っている、のに、また笑ってしまう。
講師が真似するとしたら、同じ部分で同じ学びというわけではないにしても、「そうそう。これだよね」と思って頂けるかもしれないのに、自分の中で、アレンジしたがっちゃうんですよね。

ただ、研修なのか、講演なのかの違いはあるのかもしれません。
漫才はある意味、自分達の話を魅せるという意味では、講演。私の多くは研修なので、その点で違うのかもしれません。

が、私の大好きな講師の方は、ネタに凄く拘って作り込んでいらっしゃるので、一字一句同じ。時間通りにピタッと終わらせる事が出来る講演をされるのです。まさに漫才師のようです。

ネタの作り込み方が違うのかもしれませんね。今度その辺りの極意を聞いてみようと思います。

最近は、講演を依頼される事も増えてきて、拙い話を聞いていただく、と思っているから、反応に合わせて、これまた変えちゃう事が多いんです。自分に自信がないのかもしれませんね。

先日、研修の中で、「自信を持つには、とにかく場数とトレーニングです」と自分で言っていたのに、もしかしたら、その一つのネタに対しての練習量が足りないのだろうか・・・。

色々考えながら、6回同じことを話したのですが、ちょっとずつ変化していることに満足する点と、反省する点もあったなと思いました。

改めて、漫才師の方々の漫才って凄いです。
何度も行う講演などの時には特に、ちょっと漫才のように、同じネタを同じように話せるように練習量を増やしてみようかなと思いました。

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