良い塩梅ってあるものですね

良い面も悪い面も人にはあるけれど、「良い」部分を使えば良いということではなく、使いすぎると逆効果になることもあるので、「良い塩梅」と言うものがある事を痛感しました。

私は、昔から回りくどく説明して、わけが解らなくなることがあったのですが、「言葉をシンプルに」と言われて、短く伝えようと意識するようになりました。

けれども、短くしすぎて「主語がない」「何のためなのか解らない」と言われる事もあり、言葉が伝わるのかを気にするようになりました。
が、どうしても後から意識して身に付けた「短くする」ということが、忙しい時は凄く便利なので、短く伝えてしまう程自分のものになっていました。

が、ある時、意思疎通も出来ていると思っていた方から、「言葉がきついように感じる。何か怒らせてしまったのだろうか。」と気にされるということが起こったのです。

そんなつもりもない私には、何のことやら?でしたが、どうも「いつもと違い、言葉が短い」という事を「きつい」と感じられてしまったようなのです。しかも「いつも」は前後がちゃんとあって、伝わるにも関わらず、忙しさのせいにして、伝えたいことだけを短く伝えれば、伝わると思い込んでいたのです。

けれども、違っていました。短く伝えすぎた事で、意味は伝わらないし、感情が怒っているように勘違いされてしまうし、やはり心のゆとりを持って伝えないといけないな、と感じました。

また、「意思疎通が取れている」と思い込んでしまったのは、最初は仲良くなろうとたくさんコミュニケーションを取っていたのに、解ってくれるようになったと思った途端、コミュニケーションが簡素化してしまっていたのです。

忙しくしていたい私の、優先順位が他の部分に移ってしまい、けれども「大切なコミュニケーションだ」と思っているから、短くコミュニケーションを取っている事が、「言葉がきつい」「怒っている」となってしまったのでしょう。

身に付けたものだから、良いことだと思い、やってきた事が習慣化し、「短くしすぎ」と言われて、直している最中なので、意識をしないと「短く」なってしまうのです。

このブログなどは昔のまま、長く書くのに・・・。
このブログでさえ、振り返ってみると、忙しいと感じている時は、短くなる事もしばしば・・・。
それでも書きたい事があるから、書いているのに、いつもと違うから、やはり「体調悪いんですか」「何かあったのですか」と直接メールをいただくこともあったり・・・。

やはり、良い塩梅ってあるのでしょうね。
それが、その人により、或いは時と場合により違うのでしょうが、その辺りを使い分けられる事が、本当の「良い塩梅」なんだと思います。

特に、上記のスキルなら「良い塩梅」をコントロールしやすいのかもしれませんが、既に持っている資質であれば、
まず、自分の資質を知ること。
その資質をコントロールできること。
と、ステップがあるように思います。

簡単な事ではないのかもしれませんが、まずは上手くいかないなあと思う時には、自分の思わず出てしまっている資質が「強く出過ぎていないか」「違う資質でいかせていない資質はないのか」を探ってみたいものですね。

私も、忙しくするのが好きなのに、少し体調が崩れると、忙しいことが急に負担になります。
これ自体、良い塩梅にスケジューリングすることを覚えていかないと、自分で自分を追い込んでしまう時期がきますものね。
昨日のブログの流れでもありますが、「リスク管理」ができる資質をこういう時にいかせてないんだろうなあ。

「良い塩梅」を目指して、日々バランスを取り直していきます。

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