ちょっとかけ離れて見えるかもしれませんが、一歩を踏み出すことが不安なときに、予行練習ってしたことはありませんか。コーチングの中でもクライアントさんが実際にその場を想定して予行練習をする時もあるんです。コーチングに限らずですが、予行練習というのはどうしてよいのでしょうか。
予行練習をすることによって得られるものは
- 場面をイメージできるようになることで、不安が軽減する
- 起こりうるトラブルを想定でき、対応を考えることができる場合がある
- プレゼンなどだと、時間の感覚がつかめるようになる
- 言葉や動きなども含めて、客観的に見てくれる人が居れば、その場で修正できる
これらによって、本番が初めてじゃなくなることで、不安や緊張は軽減されるのでしょう。
昨日は青年会議所様の例会に講師として招かれましたが、その際に「この例会のためにどれだけの方々が準備されてこられたのだろうか」と準備段階から学んでいらっしゃる皆さんを感じることができました。
スピーチをする人は、話す内容をしっかり調べ、時間管理し、準備されていました。例会自体も委員会の方々が何度も何度も練習されている様子が伝わってきました。この例会の開催に至るまでも、理事会の審議を通すところから、何度となくやり取りをさせていただき、今に至ったんだなと思うと、頭の下がる思いでした。
準備ももちろんですが、そこに予行練習をしたことで、さらに課題が見えたり、イメージがわいてフォローをしてくれたりと、積極的に関わってくださる皆さんがいらっしゃいました。本当に私自身も予行練習の大切さを一段と感じさせていただけるものとなりました。
でも、小さい時から本当は誰でも予行練習ってしているのかも。子供の運動会の練習。修学旅行で1分少々で新幹線に乗り込む練習。ちょっとしたことも学生時代に予行練習したなあ。なのに、大人になって予行練習の機会を自分達で減らしてしまっているのかもしれませんね。続ければいいだけなんですよね。
私自身、セミナーをする時は、一字一句一旦書いてみます。すると、言葉の言い回しが分からなかったりする部分が見えたりします。予行練習を自分で録音して、聞いてみることもあります。口癖や言い切れてない部分も見えてきます。そうして改善して当日に至っても、本番は「生もの(ライブ)」なので、予行練習通りに行くことは、正直ほとんどありません。しかし、起こりうることを想定できたりすることで、何事もなく対応したりできます。伝えたい事がぶれないようにすることができます。
その場でいったい何ができるのか。限られた時間の中だからこそ、対応力は必要とは言っても、予行練習をしたから対応できるようになっているという事を改めて感じることができました。
これからも、奢ることなく、一つ一つの研修に準備から予行練習・本番に至るまで、大切に時を刻み続けたいと思いました。
皆さんは、何か初めてのことに取り組むとき、どんな準備をされていますか。
もしも、予行練習をされていないようでしたら、予行練習をしてみませんか。
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