リーダーは尖っている意見を聞けるのか

「なんでも言っていいよ」と言われながら、実際に素直に伝えると、上司に頭ごなしに否定され、「言わなきゃよかった。もう言わない」と思った事ありませんか。

ふとそんな状況で、リーダーがどう対応するのかが大切なのか、考えてしまいました。

「何でも言って欲しい」と願うリーダーは、きっと変革や変化をしたいのでしょうね。でも、自分の考えは譲れないから否定してしまう。
結局は、「変わりたいのに、変わりたくない」んですよね。

私もリーダーになりたての頃はそんな事を感じていました。

でも、私の上司は、これだけ変わり者の私をどうしてリーダーにしたのかです。
簡単な言葉で言えば、「変わり者の部分を評価してくれていたから」です。
つまり、意見ではなく、私自身を見てくれていたんだなあと思うのです。

どれだけ文句のような言い方をしても「そうだね。あなたが思っているようにしてみなさい。」「そう思うならやってみなさい。」「私にはできないけど、いいと思えば試しなさい。」といつも言ってくれたんです。
結局、私はいろんなことを試させていただきました。もちろん?失敗の数の方が多いですが、失敗で終わらせたくなかったと思わせてくれたのも上司です。信じてくれるのですから。

そう考えてみると、「何でも言っていいよ」には覚悟が必要なのでしょうね。
そして、聞く覚悟を持って、言葉や方法だけでなく、なぜそう考えたのか、それをこの人は実行するのか、などその人を通して、その先を見ようとする聴き方が必要な気がしました。

私は上司から本当にたくさんの事を教わっていたんだと思います。
だからこそ今の私が居ます。「変わり者」のままで成長できた私が居ます。

尖った人が居た時に、その人を丸くするのではなく、尖ったまま育てる事を考えてみることで、人の意見って違っていても聞けるようになるのではないでしょうか。

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