聞くってエネルギーが要るんですね

「しっかり聴く」「感情まで感じ取るように聴く」「変化を見逃さず聴く」など、傾聴と言われるものがエネルギーが必要なのは知っていますが、改めて「聞く」ということもエネルギーが必要だなと感じました。

先日、久々に講演を聞きました。
興味のあるテーマでしたので、楽しみにしておりましたし、内容も解りやすくて、手に入れたものは大きかったと思います。

が、それでも途中で意識が遠くなるような事がありました。
私だけだと思っていたら、そうでもなく、参加された方々も、帰り際に同じことを話されていらっしゃいました。

話が、早口で、内容もたくさんを伝えようとしてくださっているためでしょう。
凄く有難いですよね。優しさも感じました。
が、なぜか意識が遠のく・・・。

後から、振り返ってみると、講演内容が食事だとすると、内容を消化する時間が一度もなかったので、消化不良を起こしてしまったのだろうと。そう考えてみると、「聞く」ということも相当なエネルギーを要するものなのだなあと感じる事ができました。

これは、私達が逆の立場でも気をつけなければならないことだなと考えさせられました。
適度に休憩や、インプットしたことを整理する時間なども必要なのでしょうね。

他の先生の講演でも、「早口だったから・・・」と内容は凄く良いのに、残念だったと言われてしまう感想を伺った事がありました。
話すテンポなども、聞き手の事を考えて伝えられているかも重要なのでしょうね。

再度申し上げます。内容は凄く興味のある話でした。私も途中で意識が遠のいてしまったので、90分の講演にしてはメモはいつもの三分の一以下でしたが、実りはありました。
が、聞き手になってみて、改めて内容と違う部分でも学ぶことは多いなと感じることができました。
何より、「聴く」だけでなく、「聞く」こともエネルギーを必要とするんだなという事を感じた体験となりました。

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