やる気スイッチ

あなたのやる気スイッチって何ですか?

正直、スイッチを入れないと入らない時と、勝手にスイッチが入ってしまっている時と二つのパターンがあるように思います。

勝手にスイッチが入るのは、自分が心地よいと思うことだったり、価値観に則しているものではないでしょうか。
例えば、「負けず嫌い」とか、勝負する相手があると勝手にスイッチが入ってしまう人もいらっしゃるのではないでしょうか。

もう一つです。
スイッチを入れないと入らない時。それが解って、どうスイッチをONにできるかが解れば、本当にいろんな所に応用できると思います。

私はどうも「人に喜んでもらえることは好き」だけれど、その前の「資料作り」が少々苦手。
でも、「人に喜んでもらうには、そこを通過しなくては!よしっ」と気合を入れて、スイッチONしています。

私の部下で解りやすい子は、「これさえ終われば○○だよ」というご褒美があると頑張れるタイプの子は解りやすかったです。その子の「ご褒美」に当たるものが何なのかを知っていれば、スイッチをONにできました。

ところが、ある子は、スイッチは何とか入るんだけれど、すぐにOFFになってしまうのです。
よくよく話をしたり、観察したりしてみると、その子の中でONにすることで得られるメリットよりも、デメリットの方が大きかったのです。だからこそ、ONにしたくなかったのでしょう。それを無理に私はONにしては、OFFにされ、またONにしては、またOFFにされ・・・。
解ってみれば、確かにOFFしたほうが良いわけですから、ONにするのも苦痛だったのではないでしょうか。

だからと言って、その子に「やらなくていいよ」と言えるわけではなかったので、メリット探しをしました。
なかなか見つからなかったのですが、ある時その子が、「メリット探しをしていたら、徐々に楽しくなってきました。続けられそうです。」と。何が楽しいと感じているのかも聴きながら、その子が今後のスイッチを増やせるように関わってみました。

ONとOFFを繰り返しながらではありましたが、やっとそのスイッチが見つかると、その子は他の事も挑戦できるだけでなく、自分でスイッチを入れられるようになっていきました。

周りがやる気スイッチを押そうとしても、やはり「やる気を感じる」のは相手です。結局相手しかON-OFFのコントロールはできないんですよね。
そういう体験をしてみて、是非自分のやる気スイッチは自分で見つけてもらいたいなと改めて思いました。

「いやあ、私はやる気なんてもの要らないです」と仰る方でも、仕事にやる気スイッチが見つからないだけで、プライベートにあり、それが大きいだけなのではないかと思うことがあります。だったら、プライベートのスイッチを仕事にも少し応用できる部分はないでしょうか。

ふとそんな「やる気」スイッチについて、自分で模索してみて欲しいなあと思う出来事があり、ここに書かせていただきました。

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