リーダーが伝える時

以前の上司からの学びの中の一つですが「リーダーは、小学3~4年生が分かるように話すもの」という言葉がありました。どういう事なのか。

答えは簡単です。
・聞いている人全員が分かる言葉を使いなさい。
・一番伝えたい事は強調して伝えなさい。
ということだけです。
難しい事を難しく話したり、大切な話しをただスラスラと読み上げる事には意味はない。
伝える事以上に「伝わること」が大切だという事なのです。

この言葉は研修でも意識していますが、誰にでも分かる言葉の翻訳は思った以上に難しい。共通語だと思い込んで使っている方言を分かりやすい言葉に翻訳するようなものです。
・本人が、その言葉が共通語でないことを知っていないといけない。
・普通に浸かっている言葉をあえて翻訳しようと思うと他の分かりやすい言葉が浮かばない。
そんな事もあります。
だから、最初の頃は一字一句書いて見ていました。

自分で話していても気付かないことがあるから、練習に聴いてもらったこともありました。いろんな方法があるにしても、「伝える」行為よりも、相手に伝わったかどうかの方が大切であるということを頭においておきたいものですね。

私は現在、NPO団体の支部代表をしているのですが、ここでも、リーダーとしての思いがあり、その思いを年に数回しか伝えてないです。けれども、伝わっているかというとそうでもないという気がしています。上記に加えて、こと有る毎に伝えていかないと、伝わるものも伝わらないなということも実感しています。
自分の中では、そろそろ後継者に席をゆだねる時期が来たと思って、今期で代表を降りる話しをしました。それでも、自分の設立した時の思いは引き継いでいって欲しいと思っています。

そのためにも、分かりやすく、思いを込めて、根気よく伝え続けていきたいと改めて思っています。

あなたが伝えたい事、伝えたい相手にどんな風に伝わっていますか。

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