自分では気づかないものですね

昨日は、中学の友達と「お茶」してきました。
彼女と偶然、地元のお祭りで会って、「今度お茶しようね」が実現したのですが、凄く楽しい時間でした。

彼女とはバレー部の正副キャプテンの間柄で、当時は凄くチームの運営について話していたんですよね。
私達の環境作りの中で大切にしていたのが、「誰かを集中攻撃しないで、チームとして活動すること」「はぐれそうな子をはぐれたままにしないこと」でした。
そのチーム創りをしながら、頑張っていたよね~って話たり、こんなこともあったよね、と話す中で二人の発見がありました。

それは、「どうしてそういうチームを創りたかったのか」です。
詳しくはお話できませんが、二人がそういう事を大切にしたくなる体験を通して、思い至った目標だったという事が分かりました。

私達の代は、スキルがあるわけでなく、勝てるとしてもチーム力だろうと思っていました。
先輩や後輩を見ていても、私達の代にはずば抜けて優秀な選手が居るわけではなかったので、総合力勝負だったのです。少しでも分裂しそうになると、話し合いをしたり、副キャプテンの彼女に情報が入ると、すぐに困っている子のサポートをしたり・・・。
顧問の先生はバレーを一生懸命教えて下さる方でしたが、環境作りは頑張ったよね~って、話をしていました。

そんな彼女との思い出話や、今の悩み事、子供の話などをしながら時を重ねている内に、どうしてそういう話になったのか解らないけど、私の当時の印象を聴くことができました。

「いつもデンと構えている様子は昔からあった。今は更に近づけない存在だと思っていたけど、話してみると全然違う。たくさん悩んだりもしていたんだね。」
「smilecoachさんが、20歳過ぎた頃にあった時に、『私、考えるの止めたい』って言ったのが印象的だった。そんなに色々考えて行動しているんだなあ。いろんなことを突き詰めて考えてきたんだなあと思って凄いなって思った。」と。。

一つ目のは、ずっとリーダー的役割を担わされていて、弱みを見せたくない私がみんなを遠のけていたんだろうなと思いました。みんなは仲の良い子が居ていいなあって思っていたけれど、本当は自分から遠のけていたんだなあって気付かされました。

二つ目のは、私には全く記憶がなくて、でも当時は考えて辛くなることが多くて、まず考えずに動こうと思って居た頃で、彼女への宣言だったのかもしれません。でも、癖は止めることはできなかったですが、行動しながら考えると言うのは、その頃から身に付けたものなのだなあと一つのターニングポイントを見つけたように思いました。

彼女から初めて聴いたこともありましたし、打ち明けてくれた彼女に、私も初めて話した事もありました。
お互いに30年以上前に同じチームを作り上げてきた仲間なのに、当時に言えなくて、今だから言えることもあるんだなと思うと、本当に人って見えてない部分、見せない部分、その時には隠していた部分などもたくさんあるんだなあと、思いましたし、今、彼女とそんな話しができて、また彼女を知ることができて、良かったなあと思いました。

人が人と付き合うのって、ほんの一部分しかみえてないからこそ、話さないと解らない事が多く、話す機会も今ではないのかもしれません。
話したい時や、話せる時に話せばいいのだろうけれど、その時にどう見えているのか、どう見えていたのか、を聴く機会は貴重だなと思いました。

私の中にあったターニングポイントも見つけられましたし、私はそんな事を思っていたんだなあ。そう見えていたというよりも、見せていたんだなあという自分にも気付かされました。

娘も強がりです。私の強がりを引き継いでしまって今、凄くもがいています。
でも、きっと今の娘が私に話せるのも一部であろうし、時を経て話せることや、彼女自身が考える事も出てくるのでしょう。

私にできるのは、どう見えているのかを伝えることなのかもしれませんね。但し、彼女が聞いてくれることを前提としてではなく、単純に見えている事を伝える事しか出来ないだろうと思います。
見えているもので、本人には見えないものもあるのでしょうから・・・・。

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