今やろうと思っていたのに!って本当なのか

面白いもので、「さあやろう!」と思った時に、そのことに対して「やってね」と言われてしまう。
だから、やる気が失せるという経験ってありませんか。
それって本当なの?

私自身も子供の頃、良く思っていました。
「このテレビ番組を見終わったらやろう」と思っていると、終わったのを見計らって、「やりなさい」と言われると、急に「はあ」とため息混じりに減速。
「せっかくやろうと思っていたのに!」なんて、やる気が無くなるだけでなく、怒りに変わってしまったり・・・。

けど、気づいてみたら、娘にやってしまっている時があるかもしれません。娘が昔の私と同じ反応をしているからです。

でも、思いました。
「こんなのん気にしていていいの?」と親が思う時、きっと娘も「このままってわけにはいかないなあ」ってきっと思っているのでしょうね。
それが、同じようなタイミングで同じような事を思い浮かべ、静かに行動に移そうとする娘と、口にする私。

これって、ペーシング(同調)が上手くいっているから、たまたま同じタイミングで思うのだろうなと。だからこそ、同じタイミングに見えるのだろうなと。
じゃあ、何も言わなければ、娘は動くのだろうか。

完全にそう思ってないだろうと思う事もあります。その時だけだろうに「いつも」と思う私がして、口を出してしまうのですが、何度か試してみていると、3回に1回は、同じようなタイミングで本当に動いていました。

私自身は、この3回に2回が、気になって口を出してしまうんだなと反省。
でも、やっぱり66%で動いてないじゃん!と思っていたのです。

ところが、ちょっと観察を始めて、言わなくなってから、なんとこの3回に1回だった「自ら同じようなタイミングで動く」という事が、5回中2回になり、5回中3回になってきました。

観察のために、我慢していたけど、それでも親は黙っているのが辛くて、口を出してしまうと、また3回中1回に戻ってしまう。

どうしても、言いたくなってしまう私が最近、また試してみているのが、タイミングが全く違う時に、確認だけしておくこと。
「今日はこの後はどんな予定なの?」「宿題はどれくらいあるの?」
ピンポイントの時間だけの確認だと、しつこく感じるだろうから、量を聞いてみたり、今後の予定の流れを聞いてみたり。レパートリーも工夫しながら、私自身も「忘れているわけじゃないんだな」と解ると、結構気にならないものですね。我慢も要らない。

そんな事を続けてみたら、最近は、忘れそうだと自分から「言ってね」と言うようになってきました。どうやら、気にしていることも解っているようです。

こうして見ていると、たしかに「やろうと思っていたのに」はあるんですね。しかも、同調し合える間柄だから、本当に良いタイミングで言っちゃうと、「言われてからやる」というのが、ちょっと気に入らないから、やりたくない事だったりすると、一段と「やる気が失せる」手伝いをすることになってしまっていたようです。

ちゃんと日頃のコミュニケーションが取れていると、同じようなタイミングで気になっちゃうんですよね。それで、お互いに嫌な思いをして、一段と自分からやる確率を下げるよりは、気になるなら、タイミングがズレている時に確認するのも一つだと思います。

まだまだお試し中ですが、今、娘の早起きは、8割は自主的に起きられています。2割も頼まれて起こしています。
関わる私は10割、娘に任せられるようになりました。
これは、娘の中で楽しみでもあることなので、この割合です。

宿題などは、まだ自主的に行うのは7割。でも徐々に上がってきています。
私もついつい口を出すことがあり、娘の自主性を阻んでいるようです。
子育ては、親育てとは、良く言ったもので、自分自身が試されているなあと、今回の割合を調べながら思ってしまいました。

仲が良かったり、コミュニケーションが円滑だからこそ起こる「同じようなタイミング」で思う事があるんだなあということを、改めて考えさせられたこの2ヶ月です。これからも、娘と共に育っていきたいと思います。

あなたは、ついつい、相手の「今やろうと思っていたのに~」に遭遇していませんか。
それは、仲の良い証拠。でも、相手のやる気を削いでしまったら勿体無い。ちょっと関わり方を工夫してみませんか。

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