緊張してないつもりでも・・・

昨日は、娘の入学式でした。時の経つのは早いもので、
もう小学生なんだという感慨深さがありました。

娘は引越しをしてしまったので、全く知らない人達の
中に飛び込むわけですから、かなり緊張をしているだ
ろうと思います。
けれども、「全然緊張しないよ」と言っていました。

でも、式典として入場した娘の肩は上がっていて、
まさに緊張なんだと感じました。
言葉は隠せても、態度は正直です。

目があった瞬間に娘に肩を上下させるジェスチャーを
しました。
すると同じことをして、肩が上がっている事に気付いた
ようです。
その後は肩の力が抜け、少し話しを聴くことに集中でき
ていたようでした。

こうした事は、コーチングでも大切にされています。
本人の口から発せられる言葉も大切なのですが、それ以外
の言葉にならない状態を捉える事が、相手に伝えられる
だけで、相手は自分の事を知る事になります。
そして、気付くことができます。

娘に後から聴いてみると、寒くて肩が上がってしまったと
言っていました。
「緊張しているんでしょ」と伝えるのではなく、肩があが
っているよと伝える事で娘は自分の状態に気づくことが
できたのです。

私が思っていた状態とは違っても、事実は変わらない。
だから事実を伝える事で相手にはそのまま伝わる。

昨日の話しも繋がりますが、ありのままを伝えるという事
の大切さもまた感じた出来事でした。

思い込みを伝えるのではなく、事実を伝える。

娘は寒いからと後から伝えてくれたけれど、「はあ」と
終わってからため息をつきました。
「やはり緊張していたのだろう」と思います。
ただ、あまり緊張していた事を感じさせても、今日から
また長く続くのですから、本人が寒さだというのなら、
そうなのかもと黙っておくことにしました。

言葉よりも態度から伝わるものはあると思います。
それをしっかり捉えてあげて、相手に必要なことを
必要なときに伝えてあげたいものですね。

あなたは周囲の人に何を意識して伝えていますか。

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