ネイティブコーチのひとりごと

ネイティブコーチと仲間から言われるsmilecoachの考え方、コーチング的要素、日々の生活や研修講師・リーダーを楽しむ様子からのsmilecoach自身の気付きを毎日お伝えします。

一人の思いが皆を動かす

   

リーダーシップというのはリーダーだけが持っているものなのでしょうか。この時代はもう誰でもリーダーだという考えが多いようです。私も例に違わず、一人ひとりがリーダーなのだと思います。
「一人の思いがみんなを動かすんですね」これは、ワタミ会長の渡辺美樹さんからいただいた言葉です。

渡辺美樹さんの講演を行ってから既に1年3ヶ月が経ちました。しかし、そんなに経ってもこの言葉「一人の思いがみんなを動かすんですね」を覚えていて、私に伝えてくれる人達が居ます。嬉しいことではあるのですが、私一人だったら実現できなかったことなんです。仲間がいたからこそ実現できたことなんです。
ただ、そう仰ってくださる方々がなぜ講演内容と共にその言葉を覚えていらっしゃるかの方が気になりました。講演が始まる前に触れてくれた一言だっただけなのに。

会う度に伝えてくれる人と話す機会があり、なぜその言葉まで覚えているのかを確認してみました。すると、その方(以下Aさんとしましょう)が覚えている理由がちゃんとありました。

Aさんは中小企業の社員だそうです。チームリーダーを任されたもののなかなかメンバーが思うように動いてくれません。前のチームリーダーが統率力を持った方だったために比べられてしまうだけで、Aさんは馬鹿にされているのだと思っていたそうです。ですから、当日は藁をもすがる気持ちで講演にいらしたそうです。何かヒントはないものかと期待をして。

しかし、その講演に入る前に私が講演に先立ち挨拶をさせていただき、その後渡辺美樹会長が冒頭に挨拶をされた時点でショックを受けたそうです。「彼女一人の思いが人を動かし、今日の講演が開催されました。一人の思いは大きいですね。彼女に感謝をします。ありがとう」という言葉から始まった講演に、「私はリーダーとして思いを語った事もなければ、思いなんて考えた事もなかった。なのにメンバーに思いが伝わるわけはない」と思ったそうです。

その後、講演内容もメモをしたのですが、すぐに始めたのは自分の思いをまとめて、メンバーに伝えることだったのだそうです。その第1歩が大きく、今まで「思い通りにいかない」と思っていたのはメンバーがどこに向かえばいいのか迷っていただけで、伝えたら何となく話を聴いてくれるようになり、メンバーが自分で「思い」に沿うように考えてくれるようになっていったのだそうです。

聴いている私も嬉しくなりました。
一つの言葉も無駄にしないで、実践されたAさんもすごいと思いますが、Aさんのチームメンバーもすごいと思いました。メンバーも思いを汲み取って自分で考えて動けるなんて、一人ひとりがリーダーシップを持っているようだなと感じました。私はこのこともAさんに伝えました。Aさんは、嬉しそうに「はい、今では自慢のメンバーです」と笑顔で応えてくれました。

思いは誰でも持つことができる。それに対し、動き始めることもできる。だとしたら、誰でもリーダーになれるんじゃないでしょうか。私でもできたんだものね。
思いを持っていても「自分には無理」と思わず、まずは思いを語ってみましょうよ。きっと仲間は近くに集まってきますよ。そして、思いは形になりますよ。
あなたの思い、あなたが既に持っているリーダーシップで形にしてみませんか。

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