殻からはなかなか一人では出づらい

昨日は、大切なメンターのお一人にお会いして、恒例となっているお仕事の現状報告と「殻から出る」ための課題をいただいてきました。
いつも喫茶店で2時間以上、ご相談と、いろんなお知恵を頂いて、私は視野が広がるだけでなく、課題を頂いて参ります。
正直、ハードなのですが、それでも基本的に一人で仕事をする私にとって、貴重な時間なのです。

昨日も、現状報告の準備をして、毎年聞かれる自分の仕事への思いを語れるようにして、出かけて行きました。
今回はお褒めのお言葉をいただけるかしら?と思いながら伺うと、しっかり「すごいね。頑張っているね。」と仰って下さるのですが、これまた恒例なのですが、「じゃあ、ここまで考えてみている?」「これについてはどうなの?」と、色々質問されます。

準備もしているので、昨年言っていただいた事については、意識もしています。少しでも進んだことはお話はしますが、更にそれ以上の事を聞かれます。

売上の事もお話するのですが、「私は思いを大切にしたいので、売上は二の次なんです。」とお話もするので、毎回「そうだよね。でも、企業に関わる以上は、ちゃんと自分の事業が成功していることも一つの大切な柱だからね。無視はできないよ。あなたは現に仕事量が伸びているわけですから、良くなっている事もちゃんと認めなければいけない。」と。
その上で、「ところで、あなたの思いを実現するために、今やっている事は、ちゃんとニーズにあっているの?」と。

思わず絶句。
思いを大切にしているのだけれど、そもそもその思いも、自分で抑制しているのではないかという指摘とともに、お客様の事を考えた物を提供できているのか、と。

自分の思いの押し付けになっていなかっただろうか。。。。考えた事もなかった。

そして、その後のいくつかのお話の後に出された課題は一つ。条件が3つ。
全て私の考えた事のない範囲のものが条件となっているのです。
しかも期限は2週間。

かなり忙しくなる時期と重なる・・・。
でも、これも自分の中で作っていた壁というか、殻を破っていくための大切なプロセスだと思います。
毎回、このプロセスを積み重ねる事で、脱皮するような気がします。

一人で脱皮できたらいいのですが、なかなか自分ではその殻が有ることすら気づかなくて、「殻があるよ、しかも殻が窮屈そうだよ」と言っていただいて、どう殻から出るのかを考える機会を頂いております。

組織で働いていた時には、外部からこれでもか!という程、毎日のように与えられていた殻を破る機会が、今は自分から望まないとその機会を得ることさえもできません。
毎日のように、殻があるよ、と教えてもらえていた時期は、毎日が大変だと思っていましたが、成長の機会が次から次に与えていただけて、今思えば「幸せ」のような気がしてしまいます。

その機会が少なくなった今は、自ら気付けたら良いのですが、お客様から課題を頂く機会はありますが、それでも「殻」はあり、自分で限界をいつも作っていたりします。
それに気づくのは、そんな事を率直に話せる相手が居ることと、話せる機会があることなんだろうと思います。
そして何よりも、その方が私自身の成長を願ってくれている事だと思いました。

私はビジネスに関してはあけっぴろげにお話できるのは、このメンターの方だけで、毎回、気づきと、殻を出る課題を頂いて、それを形にできたらお会いする事になります。
また次回お会いする時に、脱皮していられるように、そして新たな殻を発見できるように、まずはこの2週間で課題をクリアしてみたいです。

なんか、このメンターとの対話は、コーチの関わりそのものだと感じる事があります。
私も、そんなコーチの一面を持っていたいと思いました。

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