今どきの大学生が企業リーダーに求めるもの

先日、ある大企業の人事担当者のお話しを伺って、なるほどと思った事がありました。
それは、これから就職をしようとしている人たちがリーダーに求めるものが違ってきているということです。
つまり、「リーダーとは」という定義が、違ってきているのです。

具体的に言うと、今の学生達は、「それぞれの個性を尊重する」という事が当たり前になってきていて、サークルでリーダーをしたことがある人や、先輩として関わる場合には、相手の事を理解し、相手に合わせた対応や、教え方をしていくということを体験しているというのです。

これは、どの学生の回答も言葉は違っても同じだそうです。
つまり、「リーダーはここに合わせた対応ができる人」であるという認識があるのだそうです。

ところが、私たち第二次ベビーブーム世代は、一クラスの人数も多く、その人数が多いクラスをどう「まとめるのか」という事が求められてきたように思います。
この微妙なのか、観点を変えれば同じようにも見えるのか、リーダーに求めるものが違ってきているのは、間違いない!と言い切っていらっしゃいました。

だからこそ、これからのリーダーは、個々の事を知ろうとすることが大切だし、当然と思われている事を認識しておく必要があるとおっしゃるのです。

思わず、なるほど!と唸ってしまいました。

企業から見たら、「若者」「学生」と見てしまうのでしょうが、同世代の輪の中で、リーダーシップをそれぞれ発揮してきているわけで、その中で彼らも、多くの「定義」を作ってきているのでしょう。

そうなると、「世代」とまとめるのではなく、その人たちをどう私たちが理解し、私たちの事も理解してもらえるように関わり、共にこれからを作り上げていくのかを、「創造」していく必要があるのだということなのでしょう。

違う定義を持っている。特に、「リーダーは個々に合った関わりをでき、個々を生かしていく事が出来る人」という定義を持っている学生が多いことを知っておく必要はあると感じました。

「個々と関わる時間なんかないよ」ではなく、それを求めている人たちにいかに関わっていくか、なのでしょうね。
凄く勉強になりました。
日々刻々と変わっていく中で、私も常に新たな定義を見つけていくことで、個々への対応力をあげていきたいと思いました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました