今必要としているのか?

昨日は、授業参観でした。小学校最後の授業参観。
でも、授業のテーマは喫煙の危険性について・・・・。

確かに、吸ってからではやめるのが大変だと言われるから、吸う前に危険性について話をしておくという事は大切なのでしょうね。
でも、転ばぬ先の杖って・・・。

周りにタバコを吸う人も居ない子どもたちは、全く興味もないから、そもそもそんな場所も表示も素通り。
手を挙げることもできない内容。
周りにタバコを吸う人が居る子だけが、知っていて手を挙げる。見ている親も微妙な表情を浮かべている・・・。

なぜ、今学ぶのか?
なぜ、参観日にこのテーマ?

色々と考えてしまいました。
でも、子どもたちは、「タバコを吸う場所には近づかないようにする」と。

確かに、子供の振り返った言葉を聞くとなるほど!と思えました。
けれども、全国共通で6年生に教えるって、どうなのでしょうか。地域柄などもあり、今、教えなくても良いように思えます。早く教える事で、逆に興味を持ってしまう事だっているような気がします。

学校教育だけではなく、職場の教育もそうだと思います。
こういう事が起こるから気をつけてね、と言うと、確かに気をつける事はできるのですが、力が入ってしまって、結局、やってしまう。だったら、「こうしてね」と教えてあげた方が良い気がしています。

また、その場の仕事をしない人に、あそこではこういう事があるから気をつけてね。と言われても、きっとミスをした時に「ほんとだ」と思うだけで、別の仕事をしていれば、全く関係ない話。
学校教育は個別対応ではないから、そうなのかもしれないけれど、「今この子達に必要なのか。」は考えて見て欲しい気がしました。
(カリキュラムなどがあって、勝手には変更できないのかもしれませんけれど・・・)

娘は、帰ってきて、「つまらない。元々、タバコの臭いは苦手だし。だから、自分の考えを書く用紙には、今日初めて知ったことを沢山書いておいた。感想は、吸わないから知らない事だらけ。苦手だからこれからも吸わないし、知ったら興味がわく人も居ると思う。と書いたよ。」と言っていました。

これは私が植え付けてしまった娘への影響なのだろうか。

良い悪いの判断も、教育のなかで、植え付けてしまう可能性が大きいことも娘の発言が似ていた事から知ることになりました。
今、本当に必要としているのか?
この問いは、親や、上司、教員も、教えるという関わりをする人達は、気をつけていくべきことなのではないでしょうか。

授業の事を言いながら、最後には、自分の関わり方の反省に至った私でした。

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