無意識を敢えて意識化する

今日(2010年7月30日)は、早朝からコーチ養成の電話会議のクラス運営を行い、その後自分のコーチとのセッションでした。その時にふと思い出したことがあるので、お伝えします。イチロー選手の成績の秘密です。

イチロー選手がどうしてあんなにコンスタントにヒットを打てるようになったのかを本人が語っている場面をテレビで観た事がありました。その時に仰っていた事が今日、思い出されたのでした。

僕が打てなくなった時にフォームを直そうを思ったことがあるんですが、いったいどこをどう直せばいいんだか解らなくなったことがあったんですよ。考えてみたら、ずっと練習さえ続けていれば、自然に直観力も磨かれていくと思っていたので、調子が良いときほど無意識だったんですよね。その事に気付いて、調子いいときが何が調子いいのかを敢えて意識しながら練習をするようになったんですよ。そうなると、バットの当たる角度や、あたる位置、体の状態など意識的に調子の良い状態やヒットを打てる状態を作れるようになってきたんです。練習量だけがセンスを磨くと思っていたけれど、そうじゃないんですよね。

と仰っていたんです。
私としては、「無意識を敢えて意識化する」という言葉はずっと頭に残っていて、その後どうして上手くいっているのかも振り返るようになりました。

それをなぜ今日また思い出したのか。
それは、「コーチングを学びたい人にとって、本当の意味のコーチングを見せることと、意識してコーチングを見せるときは使い分けが必要なんだ」という気付きをコーチと共有できたことに起因します。つまり、本来のコーチングは相手の声をしっかり聴いて、受け入れてという状態があってこそなのだけれど、コーチングを学ぶ人に見せるときは会えて意識して使ってみせることで、イメージを作ってあげることも大切。そうなると日頃から無意識にしていることも意識して行うことがないと、いざとなると「見本」を見せることができないよね。ということでした。
そんな話しの中で、良いときの無意識を意識化することって重要だなと改めて思い出すことになったのでした。

日々の生活、仕事も順調なときほど無意識だと思います。それを再現化できるように意識してみること。これをイチロー選手の言葉と共に伝えたいと思いました。

あなたが今無意識に行っていることを敢えて意識化してみませんか。
そして何度でもその状態を作り出せるようにしてみませんか。

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