本音は体験した人でないと語れない

頭でっかちの人(ごめんなさい)なのか、体験した人なのかは、質問してみるとわかるなあと思う事ってありませんか。
コンサルさんでも、ちゃんと組織に揉まれてきたり、或いはお客様先でご苦労された経験のある人の方が、何となく上手くいっている方よりも、いざという時には頼りになるなあと思いました。

先日の事ですが、この業界だけには自信がある!と沢山のご経験をされていらした方の話を伺いました。
ポイントが解りやすく伝わってくるのだけれど、きっとご苦労もあったはず。その点が知りたくなり、終わった後に質問をしました。

すると、「こういう事は必ず起こる」というリスクと、その突破の仕方。
自分がどう関われば良いのかも伺うと、こうだ!という、ステップやリスク。大切に持ち続ける思いなどが伝わってきました。

それを伺ってみて、以前の事を思い出してしまいました。
同じ質問を学者として学ばれている方に伺った時には、「かの有名な◯◯さんはこう仰っています。・・・・。」「統計から見ると・・・・。」などでした。こちらにしていると、「で?どうすれば良いのかすら具体的なイメージが湧きませんが・・・。」と言うと、「それはみなさんがこれから考えていくことではないでしょうか。」と。私見はないのかい!!と突っ込みたくなった事がもうかなり血気盛んだった頃にあったなあと想い出しました。
後から思えば、参考にもしていますし、勉強になったこともありましたが、当時の私が求めて居たものではなかっただけだとは思います。

そのことを思い出してみると、きっと当時この人のような話を求めていたのだろうなあと思いました。

それがあるからこそ、今、私は体験した事を大切にしたいと思っているのだろうなと思いますし、これからも体験し続けたくて、組織の中でも仕事をする機会を探しては、しているのだろうなと、自分の大切にしているスタンスがここにあるのだと強く感じる事ができました。

そう思うと、言葉を選ばず頭でっかちとした方々が、色んな方々の体験を集約してくれたり、見えるものとしてデータにしてくれているからこそ、私達は「これで良いのだな」と進む道や想像できる結果に自信を持って進むことができるのだろうし、
体験をしてきた人達がその中から語って下さる本音が、リスクやプロセスを見せてくれるのだろう、と、お互いの役割があるんだという事なのでしょうね。

どちらも必要なものなのだなと思いながら、本音をきく時には誰にきくのが良いのか。
その結果を想像したい時には誰にきくのが良いのか。
それが、明確になったように思います。

あなたは、相談する相手や、知りたいことを知るために誰かの話を聞くとしたら誰にきくのが良いのか、など、分けていらっしゃいますか。
そして、本音は1つではないでしょうから、沢山の人と出会う事って大切なのかもしれないなと私は思いました。

あなたはどう思いますか?

コメント

タイトルとURLをコピーしました