リーダーとしての模範になっているのだろうか

マネジャーの向き不向きってあるのでしょうが、まずは「やってみよう」って思う人が伸びてくるように感じています。
なので、スキルも大切ですが、まず「◯◯なマネジャーになりたい」のように、希望を持ってもらえるかどうかが大切なんだなと思いました。

先日、大手企業を沢山コーチングされている世界的にご活躍されているコーチにお会いできました。
その方に直接ご質問させていただきました。

「私がマネジャーに適任だと感じている資質の方にマネジャーをやって欲しいのだけれど、その人は『なりたくない』と拒否をします。コーチなら、私自身がどう関わるのが一番良いと思いますか。」と伺いました。

すると、「簡単です。適任者ではないと思います。コーチングで何とかしようとするのは、更に違う。上司として関わるにしても、人選からやり直すべきだ。」と、私に質問されるでもなく、さらっとおっしゃいました。

そこで起こった反応は、「中小企業はそんな事言ってられないのよ。大企業とは違うんですよ。」と、ちょっとした心の抵抗でした。
だとしたら、「私はコーチになんと言ってもらえることを期待していたのか。」です。

何か方法を伝授して欲しかったのか。多くの体験からの結果を伺って、「方法はある」と信じさせて欲しかったのか。

いづれにしても、冷静になると、一理ある。
ただ、そこで中小企業は諦めるわけには行かないのです。(これも私の思い込みかもしれませんけれど。)

だとしたらどうするかです。
なぜ、「なりたくない」のかを確認した事がなかったのです。きっと「なりたくない」という理由を聴いてしまったら、一段とやらなくなってしまうだろうと思ったからです。だとしたら、「マネジャーに対して、どんなイメージを持っているのか」を聴いてみようと帰り際に考えました。

そして、私自身がマネジャーとして、「smilecoachさんみたいになりたくない!」と思われてないとしたら、忙しそうにしちゃってたり、辛そうに見せちゃっているのだろうか。と考えてしまいました。私が、その人に与えてしまっているイメージを変えるために、私自身も変わって行く必要があるのだろうと考えました。

そう考えていると、いくつもアイデアは浮かぶものです。
いかに私が、深く考えたり、行動に移して来なかったのかを反省しました。
いわゆるアカウンタビリティを私は発揮していた「つもり」だったのだけれど、どこかで「部下のモチベーションのせい」にして、自分が変わる事、行動することを拒んでいたに過ぎなかったのかもしれません。

お恥ずかしい発見でした。

しかし、コーチにはっきり伝えてもらったお陰で、ここまで考える事ができました。
自分自身がコーチにまで依存しようとしていた私自身の姿勢に対して、バシッと言われたに過ぎなかったのかもと思いました。そのことが解っただけでも、質問をした価値があったように思います。

部下の行動に、自分自身がどう関わるのか。
部下の育成に、どう関わるのか効果的か。
その時の相手の思いは?私の思いは?

自分がコーチで居る時は、マインドを切り替えていると思いますが、普段はどうも一方向からしか見えてないことも沢山ある事も解りました。
日頃も相手だけでなく、自分自身の行動にも目を向けていきたいと思います。

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