何に魅力を感じるのか

昨日、ある経営者のお話しを伺う機会がありました。
その方は、部下からの信頼もありますし、マネジメントで実績をあげていらした方なので、以前もお話しをお伺いしていて、尊敬の念をいだきました。
今回は、更に、これからどうしていきたいのかを伺う事ができました。その時に、ふとその方が仰った一言が私の思考を固まらせました。

その言葉とは・・・

「凄く感動してくださっているのは感じるけれど、じゃあ、あなたがここで働こうと思う?」
と言う問いです。

素直に「いいえ、全く思いませんでした。私の目指しているものとは違うからです。けれども、違うからこそ勉強になる部分もありますし、イメージが湧くように真剣に聴いてしまいます。」と答えながらも、もう一人の自分が、言い訳しているような気分になったのでした。

答えた後に、「でしょ?そうなのよ。ここに魅力があるか?なんだよね。結局は。話を聞いて、この職場って素敵!と思うのは他人事でしょ。この職場で働きたいって思うほどの魅力があるかどうかだよね。」と、おっしゃるので、固まってしまったのです。

そもそも自分の仕事が好きなので、確かに他人事だったと思います。
けれども、その職を「凄いな。私には無理だけど。」と思いながら聞いているのと、「私がこの会社で働きたいと思うのか。」と思って聴くのとでは、何か違って聞こえたのかもしれないなと、相手が求めていた視点に、はっとさせられました。

とは言え、私がその場に訪れて、お話しを伺う意図はあるので、その意図のために、最後までお話しは伺い終わった後に、やはり引っかかった魅力の話しに、雑談として戻りました。

「魅力かあ。実際に、この仕事に魅力が持てるとしたら?」と。
経営者は、そもそもなぜ貢献できる仕事が数ある中で、この仕事に魅力を感じたのか。
それも伺ってもみました。
どうも響かない。

では、私は、何に興味を持って聴いていたんだろうか?
うーん。またグルグルとしそうだったので、そのまま昨日は終了することにしました。

魅力とは、惹きつける力。そこに引き寄せられるもの。
私は何に引き寄せられているのだろうか。
自分を模索しながらも、その経営者の関心事「どうしたら、働きたい方を引き寄せる事ができるのか」についても、また次回話してみたいと思いました。

改めて考えたことのないことには、自分の「問いに応えたい」という欲求が満たされず、ずっと悶々としています。
これも、コーチングで起こる内省の始まりと同じだなと思いました。答えられない事には、応えられるまで考えてしまうんですよね。

何に魅力を感じるのか。

あなたは、何に魅力を感じていますか。聞かせて下さい。

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