女性だけが損しているわけじゃない

昨日は、とある大企業様の女性向けの研修でした。
そこで、感動したのは、若い女性たちも頑張っているんだなあって事です。そして、関わった幹部の方々が女性にいかに活躍してもらうかを真剣に考えていらっしゃるという事でした。とはいっても・・・。

やはり、「結婚」「出産」「介護」などが障害になっていると感じている方々は多く、働きたいけど、今のままの体制では難しいと感じている方々も多いのが、現状です。

ただ、昨日話していて感じたのは、「女性だけが虐げられている」と感じているようなのだけれど、本当にそうなのでしょうか。

女性だけが得していること、男性だけが苦労していること、なども本当はあるのではないでしょうか。

女性の職場環境は、「女性とは・・・」「親とは・・・」「子育てとは・・・」「仕事とは・・・」など、様々な考えの中で、お互いに考え方に縛られたり、大切にしたいものが「家庭」だからと、仕事の比率を下げるという選択をする方々もいらっしゃって、本当に取り方によっても、様々です。
だからこそ、答えがないから悩み、答えがないから自分達で信じた事を形にしていくしかないと思います。

が、家庭などをベースに考えるとそうですが、「仕事」に対しての価値観や、使命感を全うしようとする人達には、足かせに感じられる事もあるのかもしれません。

男性も「あいつも結婚すれば落ち着くよ」と言われる方もいらっしゃるように、家庭を持てば、男性は稼がなくてはならないと責任を負う方も多いでしょう。
だからこそ、職場で女性のように「ダメモトで言ってみよう」という事も出来なかったり、文句があっても「ハイ」と黙ってきくことができるのでしょう。これも違う側からみたら、虐げられていると見えませんか。

きっと、女性だけでなく、男性も色々あるのでしょうね。
しかし、これからの時代は、男性の労働力だけで家庭を支えられる時代じゃなくなると言われている。労働人口の面からも、女性が働く事が求められていきます。
すると、今までの男性社会に、女性がどうしたら働けるのか、を考えていくことは必須になっていっているというのが、雇用側の思いではないでしょうか。

女性が大変だから、ではなく、女性が働きやすくすることが、企業の存続にも関わる重大な事になっているだけなのです。
なのに、私達が、女性の権利ばかりを行使しようとしてはいけないのでしょうね。

昨日の企業様は、その辺りを感じていらっしゃるのか、凄く真剣に「どうしたら貢献できるのか」「どうしたらお客様にご迷惑がかからないのか」「どうしたら、私達女性が持っている能力を活かしていただけるのか。」などを真剣に語り合いました。

権利の主張も最初の頃はありましたが、「権利を主張して、受け取ってもらえるのは、仕事が出来る人だよね。だったらまず仕事ができるようにならなくちゃ。」とエネルギーが変換していくのが見えました。

変化に繋がったとしたら、「男性も大変なのかもよ~。」という投げかけ一つです。
つまり、私達を知ってもらいたい!だけではなく、相手はどうなのか、と相手に目を向けた事で、変化に繋がったように思います。

凄く素敵なメンバーでした。
誰もが活き活きされていて、笑顔が素敵で、どんな人とも仲良く話せる方々・・・。これもきっと女性の能力なのか、それともその企業様の風土なのか。
いづれにしても、この方々がいつまでも輝いていける企業であり続けて欲しいなと、心底思いました。

その肝は、環境を整えてもらうことだけでなく、私達ができる事を、地道にしていくことなのかもしれませんね。
そして、お互いの事を、わかろうとすることから、始まるのかもしれませんね。

素敵な時間をくださった企業様に感謝致します。
そして、いつまでもキラキラ輝く皆様でいらっしゃいますように。

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